ja

英検準1級の面接対策|4コマの語り方・意見の型・一人での練習

英検準1級の面接練習に使うICレコーダーとヘッドホン。画面には意見と具体例の英語の型を表示

英検準1級の面接(二次試験)は約8分で、1分の準備後に4コマのイラストを2分間で語り、続く4問に英語で答える個人面接です。 合格基準は英検CSEスコア512点/750点で、ナレーションや応答の内容、発音、語い・文法、情報量、コミュニケーションへの意欲や態度などが評価されます。一人で対策するなら、まず4コマを時間内に録音し、次に意見を「立場→理由→具体例」で話して、聞き直した録音から一つずつ直すのが編集部の提案です。

形式・時間・評価は公式の準1級の試験内容、合格基準は公式のCSE導入案内の準1級欄と現在のCSE説明で確認しました。確認日は2026年10月10日です。2024年度からはNo.4に話題導入文が加わっています。

この記事は、日本の英検(従来型)の準1級・対面面接を準備する人向けです。長い模範解答を暗記する前に、「何を伝えるか」を選ぶ練習をします。以下の英文・場面・図は編集部独自の練習用で、過去問、公式問題カード、公式解答の転載や出題予想ではありません。実際の問題は公式のサンプル入口で確認してください。

級を横断して全体像を知りたい方は、英検面接の全級比較と共通の対策から、自分の級の練習へ進めます。

一次から二次までの準備を組み立てるには、英検準1級の勉強法と期間別の計画で要約・意見論述・読解・聞き取りも確認してください。

英検準1級の面接の流れと問題構成

準1級は文章の音読から始まる形式ではありません。 簡単な自由会話に続き、4コマのナレーション、イラストに関連するNo.1、カードのトピックに関連するNo.2・No.3、やや関連する社会性のあるNo.4へ進みます。カードを裏返すのはNo.1の後です。

下表の順序・内容・時間は公式の受け方と公式英語版の準1級欄を照合しました(2026年10月10日確認)。最後の列は公式の評価観点を踏まえた編集部の練習チェックで、設問別の配点ではありません。約8分は面接全体の目安です。公式のこの案内は、Q&Aの一問ごとに固定の回答秒数を示していません。

順番 内容・カードの扱い 公式の時間・量 編集部の練習チェック
入室・着席 係員の指示で入室し、面接カードを渡す。指示で着席 個別の秒数指定なし 指示を聞いて返事と動作を合わせる
氏名・級の確認、自由会話 簡単な日常会話。公式英語版では自由会話は評価対象外 自由会話は1〜2問/個別の秒数指定なし 聞かれたことに自然に短く返す
問題カード・準備 指示文と4コマを受け取り、指示文を黙読して内容を考える 準備1分 出だし、各場面の人物・動作・変化をつかむ
ナレーション カードに印刷された言い出しを必ず使い、展開を説明 1課題、2分/超えると途中でも終了 最後の場面まで、出来事をつなげる
No.1 イラストに関連する質問へ答える。カードを見てよい 1問/固定回答秒数の記載なし 指定された人物・場面と問いに答える
カードを裏返す No.1の後、面接委員の指示に従う 個別の秒数指定なし 以後は絵や文字を見ずに応答する
No.2 カードのトピックに関連する内容について自分の意見 1問/固定回答秒数の記載なし 意見と、その理由が対応する
No.3 カードのトピックに関連する内容について自分の意見 1問/固定回答秒数の記載なし 前問の答えを流用せず、今回の問いを聞く
No.4 カードの話題にやや関連する社会性のある内容について意見 1問/2024年度から話題導入文を追加 問いの対象を押さえ、具体例で理由を説明する
返却・退室 問題カードを面接委員に返し、退室 面接全体は約8分 終了の指示とカードの返却を確認する

面接委員は1人で、やり取りはすべて英語です。入室から退室までの動作は公式のバーチャル二次試験・準1級で見られます。入室時に渡す「面接カード」と、課題の「問題カード」を区別して練習しましょう。

2024年度以降の変更は?No.4の話題導入文に注意

2024年度第1回から、準1級のNo.4に話題導入文が追加されました。 公式のリニューアル表に記載されています。「二次試験は変更なし」と一括りにせず、導入の説明を聞いた後、実際に何を問われたかまで聞きます。同案内では合格基準スコアの変更はないとされています。

編集部なら、自宅で社会的な話題の背景を一文読み、その後に独自の問いを置いて練習します。背景が「図書館はネット利用を支えている」でも、問いが「自治体は図書館にもっと予算を出すべきか」なら、答える対象は予算の方です。背景の感想だけで終えないようにします。これは聞き方の練習案で、公式の導入文・設問の再現ではありません。

従来型の対面面接と英検S-CBTの録音式スピーキングは、当日の操作が異なります。S-CBTを受ける人は、カードの受け渡しや退室の練習をそのまま当てはめず、方式ごとの公式案内を確認してください。

合格点と採点:CSE512点を「素点の安全圏」に変えない

準1級二次の合格基準はCSE512点、スピーキングの満点は750点です。 公式の導入時の準1級欄で二次の基準を確認し、現在のCSEページで技能ごとの満点と算出方法を確認しました。導入当時の一次試験の形式を、現行面接の根拠には使いません。

公式は、全答案の採点後に統計的手法でCSEを算出するため、自分の正答数から計算できないと説明しています。512÷750を面接の必要正答率と見なしたり、「素点がこの点数なら安全」と別の合格ラインを置いたりはできません。一つの質問を捨てる作戦も、この記事では勧めません。

評価観点には、ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などがあります(公式の評価観点)。編集部なら、録音を「4場面が届いたか」「問いに直接答えたか」「理由の中身が伝わったか」の確認に使います。自宅のチェックを公式の採点結果に見立てないでください。

一人で練習する基本:時間を測って録音し、一つ直す

家で使うのは、公式サンプル、タイマー、録音機能です。 本番の面接中はメモ・写真撮影・録音が禁止されています。以下の録音、書き出し、場面メモはすべて自宅練習です(公式の注意事項)。

  1. 課題を選ぶ。 公式サンプルは解答を見る前に試します。自作の題材なら、絵の展開を説明する課題と意見を答える課題を分けます。
  2. 初回を録音する。 ナレーションは準備1分・発話2分で、2分になったら止めます。Q&Aは一問40秒の録音枠から始めます。40秒は編集部の自主練習用の目安で、公式の制限ではありません。
  3. 情報を先に聞き直す。 最後の出来事が出たか、指定された人物で答えたか、理由が立場を支えたかを確認します。発音の好みだけを評価しません。
  4. 一か所だけ修正する。 4場面目が抜けたなら、最初の背景説明を縮めて最後を足します。同じ回に全文を難しい語へ置き換えないようにします。
  5. 再録し、別の材料へ進む。 修正が音声に残ったかを聞きます。翌日は人物、理由、話題のどれかを変え、覚えた答案以外でも組み立てられるかを試します。

録音のメモは「初回:図書館員の最後の反応がない。修正:冒頭の説明を一文減らし、反応を足す」で十分です。回数だけを記録するより、次の一回で何を変えるかを決めます。言い始めるまでの間も残してください。その間が長いのか、話し始めた後に情報を選び直しているのかを分けて聞けます。

自由会話:聞かれたことに、一つ内容を足して返す

何を聞かれるか

氏名・受験級の確認と簡単な日常会話があります。公式英語版は、自由会話を評価対象外としています。ここだけのために長い自己紹介を用意せず、面接委員が実際に聞いたことへ答える練習をします。

編集部の答えの型と短い例

直接の返事→必要なら一つ補足の型です。近況を短く話す自宅用の例を挙げます。

I’ve been reading about local history recently. I enjoy learning how towns have changed.

「最近は地域の歴史について読んでいます。町がどう変わったかを知るのが好きです」という意味です。この二文をどの挨拶にも返すのではなく、聞かれた内容に合う時だけ使います。

一人でどう練習するか

近況・普段の活動など、自分が答えられる問いを数個作り、順を変えて再生します。20秒の練習枠で一回録り、質問と最初の一文が合うかを聞きます。この20秒も公式の時間指定ではありません。昨日の活動を聞かれて普段の趣味を答えたなら、内容のずれを一つ直します。

よくある失敗

用意した自己紹介を全部言う、評価対象外だからと指示を聞かない、緊張を隠そうと早口になる失敗です。編集部は、長さより、短い質問へ返事を返す習慣を優先します。

ナレーション:4コマを「状況→提案→行動→結果」でつなぐ

何を求められるか

1分で内容を考え、印刷された言い出しから4コマの展開を2分間で説明します。 2分を過ぎると途中でも終了します。4枚を別々に説明するだけでなく、人物の行動や状況がどう変わったかを伝える課題です(公式のナレーション手順)。

編集部の答えの型と短い例

編集部の整理は、指定の出だし→最初の状況→提案や出来事→その後の行動→最後の状況・反応です。「状況→提案→行動→結果」は練習材料を整理する型で、どんな公式カードも必ずこの筋になるという意味ではありません。絵の展開が違えば、見えている情報に合わせて変えます。

自宅用の架空の設定は、図書館の夕方のパソコン講座に参加者が少ない→職員が土曜開催を提案→準備と告知→多くの人が来て応援の職員が必要になる、という流れです。次の英文はその骨格を示す短い例です。

One evening, a librarian noticed that only a few people had come to a computer class. She suggested holding the next class on a Saturday. Her colleague agreed to try the idea. During the following week, they prepared the materials and put up a notice. On Saturday, many residents arrived, and the room became crowded. The librarian was pleased, but she realized that they would need another staff member to help everyone.

「ある夕方、図書館員はパソコン講座に数人しか来ていないことに気付きました。彼女は次を土曜日に開くことを提案し、同僚は試すことに賛成しました。翌週に二人は教材と告知を準備しました。土曜には多くの住民が来て部屋が混みました。図書館員は喜んだものの、全員を手伝うにはもう一人職員が必要だと気付きました」という意味です。

この短例を、2分間を埋める完成答案とは考えません。自作の設定を語る練習の骨格です。実際のカードなら、人物の発言、時間や場所、必要な動作など、絵にある情報を確かめて加えます。この記事の図書館、土曜、職員の判断を公式サンプルへ足してはいけません。

準備1分:最初に最後まで見て、四つの中心動作を決める

編集部の自宅練習では、最初の約15秒で指示と出だし、4コマ全体を確認し、次の約30秒で各場面の「誰が何をしたか」を決め、残りで発言・時間の移り変わり・最後の反応を確認します。15秒・30秒という内訳は編集部の試し方で、公式の指定ではありません。 得意な場面が先に見える人は配分を調整して構いません。

頭の中に完成英文を書き切ろうとすると、最初の場面の文を整えている間に終わりやすくなります。まず「参加者が少ない」「提案する」「準備する」「大勢来る」という中心動作を持ちます。その後で、同じsheが誰なのか、二人のtheyがどの二人なのかを確かめます。本番はメモを書けないため、最後は書かずにこの確認をします。

発話2分:一場面を磨く前に、展開を最後まで届ける

編集部なら、初回は全場面の中心動作を優先し、余裕に応じて発言や状況を足します。一場面を必ず30秒にしたり、各コマを必ず同じ文数にしたりはしません。情報が多い場面と少ない場面があるからです。二つ目までで時間の大半を使ったら、速読で追いつくより、重複した説明を次の録音で減らします。

発言は誰が言ったかを付けます。She suggested holding …なら提案者が分かります。直接話法を使う場合もShe said, “…”と発言者を示します。絵のセリフを間接話法へ直すこと自体を目的にしないでください。代名詞・時制が崩れるなら、理解できる短い形から整えます。

地の文は例の時間関係に合わせて過去形を軸にしています。had comeは気付く前に来ていたこと、would needはその時点から見た必要を表しています。難しい時制を入れることが点を保証するわけではありません。まずcame、suggested、preparedのような動作を伝え、出来事の順が分かるか確認します。引用した発言の時制まで一律に過去へ変えるルールにはしません。

編集部独自の図書館講座の例を、参加者が少ない状況、土曜開催の提案、準備、来場者増加と人手の課題という出来事のつながりで整理した図
公式問題カードを模した4コマではなく、独自の練習例の情報を整理する図です。最後の変化まで語るために使います。

一人でどう練習するか

最初は自作の四つの場面メモを見て、準備1分・録音2分で試します。録音後、自宅で各場面を伝えた箇所へ印を付けます。「第4場面は何秒から始まったか」「その前の説明は重複していないか」を見ます。語数のノルマや、2分を全部使うことを目標にしません。

最後の人手の課題が消えたなら、冒頭の図書館の細かい説明を削り、最後の一文を確保して再録します。次の回は、提案者が分かるかを確認します。さらに別の回で、put up a noticeの途中で長く止まるなら、そのまとまりを短く練習して全文へ戻します。読み方が原因の停止は英語の音読の進め方で補えますが、ナレーションは内容選びの練習も必要です。

仕上げは、公式サンプルを手元で開き、指定の出だしから話します。独自の場面メモの英文を思い出すのではなく、今見ている絵の情報を選びます。完成答案を見ずに録り、2分で止めて確認するところまで行ってください。

よくある失敗

最初のコマの物を全部挙げて最後が抜ける、名詞を並べるだけで人物の行動が分からない、sheやtheyの指す相手が途中で変わる、絵にない理由や続きの話を作る失敗です。最後を必ず「成功して喜ぶ」にするのも避けます。絵にある困り事や予想外の変化まで見てから話します。編集部は、難しい表現の追加より、必要な情報の抜けとつながりを先に直す練習を勧めます。

No.1:指定された場面と人物の立場で答える

何を聞かれるか

イラストに関連した質問に、自分の考えを答えます。No.1ではカードを見て構いません。現行の公式説明は「イラストに関連した質問」としているので、特定の一つの英文が必ず出るとは断定しません。2級のNo.1のように文章の一文を探して返す方法を、そのまま使わないでください。

編集部の答えの型と短い例

人物の立場で考えを述べる練習なら、指定された立場→考え・気持ち→その場面の理由や次に必要なことで組み立てます。先ほどの独自設定の図書館員の立場で話す短い例です。

I would be thinking that we needed more help. There were too many visitors for the two of us to assist.

「もっと手助けが必要だと考えているでしょう。私たち二人で対応するには来場者が多すぎました」という意味です。気持ちを述べるだけでなく、その場面の人手不足を説明しています。実際に聞かれたのが考えなのか、別の判断なのかに応じて言い出しを変えます。I would be thinking …を全問への返事に固定しません。

一人でどう練習するか

自作の場面を一つ選び、対象の人物を決め、40秒の練習枠で答えます。聞き直して「自分がその人物として答えているか」「理由が指定の場面と合っているか」を見ます。図書館員の立場なのに来場者として答えたなら、最初の考えを一つ修正して再録します。

翌日は同じ設定の来場者の立場で試します。誰でも同じI was happyになるなら、何がうれしいのか、何に困っているのかを一つ具体化します。その後、公式サンプルで実際の指示に合う答えを録ります。No.1を終えたらカードを裏返す動作まで通しましょう。

よくある失敗

違う場面を見ている、指定された人物と自分の役割が入れ替わる、ナレーションをもう一度全部語る、絵にない事情を理由として足す失敗です。編集部なら、今の問いに必要な部分だけを取り出し、その人物の考えを説明する練習を優先します。

No.2:話題に対する立場を、理由と小さな例で支える

何を聞かれるか

カードのトピックに関連した内容について、自分の意見を答えます。ここからカードは裏返しています。絵の登場人物の気持ちを代弁する段階から、実際に聞かれた事柄への自分の判断を説明する段階へ移ります。

編集部の答えの型と短い例

直接の立場→理由→具体例が編集部の基本です。図書館の夜間利用を考える独自の練習例を挙げます。

Yes, I think libraries should stay open in the evening. Many people cannot visit during working hours. For example, a parent could borrow books after picking up a child from school.

「はい、図書館は夕方も開くべきだと思います。仕事の時間帯には行けない人が多いからです。例えば、親が学校に子どもを迎えに行った後に本を借りられます」という意味です。例の親の行動が、利用できる時間を広げる理由につながっています。これは考え方を説明する仮の例で、利用者調査の結果ではありません。

Should …への応答なら、何をすべきかを返します。増えると思うかという予測なら、予測を返します。「肯定→Because」をどの問いにも貼るより、最初の文を問いの主語と判断に合わせる方を編集部は勧めます。

一人でどう練習するか

自作の話題を聞き、40秒の枠で録音します。聞き直す時は、立場と理由がつながっているか、具体例に「誰が・何をする」があるかを確認します。便利だから、役立つからと似た形容詞を繰り返したなら、次の録音で一つを親の行動に変えます。

別の回では反対の立場も試せます。反対側が言えるようにするのは、答えを変えるためではなく、問いの条件を見て自分の説明を選ぶためです。使える理由は、自宅で「時間」「費用」「利用しやすさ」など一つの観点に整理し、英文を見ずに話す練習へ戻します。

よくある失敗

Yesだけで止まる、理由が「私が好きだから」だけで問いの対象に戻らない、例を足したら立場と逆の内容になる失敗です。例を言う前に、自宅では「この例は何を説明する?」と一言確認します。

No.3:前問と区別し、条件のある意見も明確に述べる

何を聞かれるか

No.3もカードのトピックに関連する意見の質問です。公式はNo.2とNo.3を別の固定テーマに分けていません。ここでは練習の幅を広げるため、条件を付けて判断する例を扱います。No.3は必ず条件付きで答える設問だ、という意味ではありません。

編集部の答えの型と短い例

明確な立場→必要な条件→理由や具体例で試します。住民向けの無料講座を考える独自例です。

I think basic computer classes should be free. However, libraries should keep the groups small enough for staff to help each learner. A beginner may need someone to explain how to use an online form.

「基礎的なパソコン講座は無料にすべきだと思います。ただし、職員が一人ひとりを支援できる人数にするべきです。初心者にはオンラインの入力フォームの使い方を説明する人が必要かもしれません」という意味です。無料化への立場を先に示し、教えられる人数という条件を説明しています。

一方で、肯定・否定を決められる問いへ、It depends.だけを返さないでください。条件を出すなら、何に依存し、どの条件ならどう考えるかまで伝えます。この例の無料化や小人数は編集部の練習上の意見で、自治体への政策提言や公式の正解ではありません。

一人でどう練習するか

似た話題で異なる判断を求める自作の問いを二つ用意し、順を入れ替えて40秒ずつ録ります。聞き直して「前の問いの主語や論点が残っていないか」を確認します。料金を聞かれているのに営業時間の理由を返していたら、最初の立場を修正します。

条件を入れた回は、howeverの前後が矛盾していないかも見ます。「無料にすべき」と「人数を限る」は両立しますが、理由が無料に反対しているなら立場がぼやけます。次の回で、条件か理由のどちらか一つを整理して再録してください。

よくある失敗

No.2の答えをそのまま使う、賛否の両方を並べて自分の判断がなくなる、難しい接続語だけが増える失敗です。編集部は、両面を長く説明する前に、今の問いへの立場が聞き取れるかを確かめます。

No.4:社会的な話題を「理由→具体例→問いへのつながり」で説明する

何を聞かれるか

カードのトピックにやや関連する、社会性のある内容について意見を答えます。2024年度からの話題導入文と、最後の問いを続けて聞きます。 社会問題への知識を全部披露する場ではなく、問われた判断と、その説明を届ける練習にします。

編集部の答えの型と短い例

立場→理由→具体例→その例が判断を支える説明が編集部の型です。図書館を公共の情報アクセスという観点で考える、独自の例を挙げます。

I support public libraries because they give everyone access to information. For example, an older resident without a computer could use a library computer to check a bus timetable. This helps people use essential services even when they cannot afford their own equipment.

「公共図書館を支持します。誰もが情報にアクセスできるようにするからです。例えば、パソコンを持たない高齢の住民が図書館のパソコンでバスの時刻表を確認できます。自分の機器を買えない場合でも、必要なサービスを利用する助けになります」という意味です。バスの時刻表を確認する例を、情報アクセスという理由へ戻しています。

この例は社会的な判断を説明する練習用で、実在の自治体の設備・住民の利用実態を調べた結果ではありません。本番で予算配分を問われたら、I support …だけで済ませず、予算を増やすべきかなど、聞かれた判断を最初に返します。

「便利です」を、誰のどんな困り事かに変える

編集部が具体例を勧めるのは、抽象的な理由の中身を相手が追えるようにするためです。「テクノロジーは役立つ」「教育は大切」だけでは、何がどう役立つかが残りません。自宅では、誰が→どんな条件で→何をできるか→なぜ問いに関係するかを一つ選びます。

上の例なら、誰はパソコンを持たない高齢の住民、条件は自宅で調べられないこと、行動は図書館で時刻表を確認すること、意味は交通サービスへのアクセスです。「高齢者」「パソコン」と単語を足すだけでなく、行動まで文にします。

具体例はニュースの数字でなくても構いません。確かでない割合、団体名、調査結果を作って説得力を足さないでください。a person could …やfor exampleを使い、仮の状況として説明できます。「全員が利用できる」といった表現も、実際の設備や支援の不足を考えずに実現を保証する意味にはしません。

公共図書館への立場を、情報アクセスの理由、機器を持たない住民が時刻表を確認する具体例、必要なサービスの利用というつながりで支える編集部の図解
具体例は理由の中身を説明します。型の段階数や例の個数だけで採点・合否が決まるわけではありません。

理由が一つでも、説明を途中で止めない

編集部は、理由の数を増やす前に、一つの理由を説明できるかを確認します。上の例なら、情報アクセスを支える仕組みを具体例で示しています。時間と内容に応じて別の理由を加えることはできますが、「二つ言ったら合格」という公式要件にはしません。

反対の立場なら、費用の使い方や代替の支援など、自分の判断を支える理由を選びます。例えば「無料なら何でもよい」ではなく、支援員がいないと初心者が利用しにくいという条件を考えられます。どちらが採点者に好まれるかを想像するより、立場と説明の一致を録音で確かめます。

一人でどう練習するか

自宅で「背景の一文+独自の問い」を録音し、答えを見ずに聞いて40秒の枠で話します。初回は立場、理由、例のどこで止まったかを残します。録音を聞いて「便利だから便利になる」という循環した説明なら、一文を住民の行動に変えます。

次の回では、例の最後に問いとのつながりがあるかを見ます。時刻表の例だけが唐突に出ていたら、必要なサービスの利用という説明を足して再録します。さらに別の日は教育、地域の移動、働き方などに材料を変えます。同じ図書館の答案を読み上げるだけでなく、選んだ話題で「誰の・どんな行動」を言えるか確かめてください。

英語が出ない場合は、最初から全文を日本語で書いて逐語訳しません。自宅では「機器がない→公共の場所で調べられる」のように理由の関係を短く整理し、使える英文で話します。短い内容から英文を組み立て直す練習は瞬間英作文の進め方でも扱っています。

よくある失敗

話題導入文に反応して最後の問いを聞かない、便利・大切という語だけを繰り返す、例が立場を支えない、根拠のない統計を作る失敗です。長いニュース解説を暗唱しても、問いが違えばずれます。編集部は、難しい社会用語を増やすより、具体的な一例を自分の理由へつなげる練習を先に勧めます。

答えの型の一文を残す:SpeakGainで確認した範囲

面接全体の練習は、ここまでの公式サンプルと自宅録音で行います。短い答えの型を扱う道具の例として、私たちが開発するSpeakGainを紹介します。この記事の新しい練習文は、次の一文です。

I support public libraries because they give everyone access to information.

「公共図書館を支持します。誰もが情報にアクセスできるようにするからです」という意味です。理由の一文を声に出す練習に使い、全文をどの社会的な問いへも返す万能答案にはしません。

記事制作時は通常の「追加」からこの一文を入力してカードを作りましたが、生成は同じカードを一度再試行しても失敗しました。そのため、初回公開時は音声プレイヤーがありませんでしたが、以下に同じカードのViking音声を追加しました。自宅の録音で理由を声に出す練習は続けられます。

アプリの通常追加で作成したカードのAI生成Viking音声で、人間のネイティブ話者による録音ではありません。

I support public libraries because they give everyone access to information. — 誰もが情報にアクセスできるので、公共図書館を支持します。

学習手順は、撮影用端末の以前から正常に使えるカード「I like studying with a friend because we can help each other.」で確認しました。「友人と勉強するのが好きです。互いに助け合えるからです」という意味の文です。下の画面はその既存カードの一般的な学習例で、図書館の新しい文の生成結果ではありません。

実機では、管理でカードを探し、**「知識」→「このカードを学習」→「リスニング」→「答えを見る」→「答え合わせ」**と進みました。リスニングでは英文を出す前にお手本を再生でき、答え合わせでは英文と解説、お手本の再生、復習間隔の選択、「録音して採点へ」の入口が表示されます。

SpeakGainの既存の正常なカードを学習し、英文を表示する前にお手本の再生と答えを見るボタンが出たリスニング画面
以前から正常なカードで確認した一般の学習手順。まず聞いてから「答えを見る」へ進みます。(画面:SpeakGain)
SpeakGainの既存カードの答え合わせ画面。友人と学ぶ理由の英文、解説、お手本の再生、復習間隔、録音して採点への入口が表示されている
既存カードの答え合わせ。初回撮影時は図書館の文の音声生成が完了していなかったため、この別のカードで機能を示しています。(画面:SpeakGain)

この記事で確認したのは、この画面と操作の流れです。録音・採点の入口の表示を、準1級の回答内容やCSE合否の評価として紹介しません。面接の問いに対する内容は、家の録音を自分で聞き直して確認します。

一文の練習を終えたら、文字を隠し、理由と具体例を自分で選んで答える練習へ戻します。SpeakGainを英検の模擬面接や英検CSEの採点に見立てません。機能の全体像はSpeakGainとはにまとめています。

面接当日までの練習計画:残り日数より、録音で見えた課題を優先

編集部なら、初回の録音で課題を見つけ、問題別の修正から通し練習へ進みます。 次の計画は時間配分の提案で、「何日で合格できる」という保証ではありません。一日20分程度を取れる場合の例です。時間が少ない日は一課題を録り直すところまでに絞ります。

当日までの段階 家で行うこと 次へ進む時に確認すること
初日 公式の流れ・2024年度変更を確認。準備1分・ナレーション2分と意見1問を録音 どの場面・段階が抜けたか、一つ言える
前半の数日 4場面の中心動作とNo.1の立場を別々に修正 最後の変化まで話し、指定の人物で答えられる
中盤 No.2・No.3を違う問いで練習。No.4は理由と具体例をつなげる 問いを変えても、立場と例を選び直せる
残り2〜3日 公式サンプルで入室から返却まで通し、途中で直さず終了後に聞く カードを裏返す位置、2分の終了、応答のずれを確認できる
前日 直した一か所を短く確認。受験票・持ち物・会場への行き方を確認 新しい大量の答案を覚え始めず、準備が整う
当日 受験票の時間に従い、実際の指示を聞く 家の録音やメモの方法を本番に持ち込まない
初回で抜けた情報を見つけ、問題別に一つ直し、別の問いで確認し、直前に通し練習をする編集部の面接準備計画
初回→修正→材料変更→通し練習の順。残り日数に合わせて圧縮しても、聞き直しと一つの修正を残します。

一週間あるなら、前半にナレーションとNo.1、後半に意見と通し練習を置けます。ただし、初回から4コマを説明できて意見で止まるなら、社会的な話題の方に時間を回します。均等に同じ回数をこなすことを優先しません。

残り3日なら、初日に流れと録音、2日目に最も大きな一つの不足を直し、前日に通し確認へ圧縮します。新しい模範解答を十本覚えるより、今の答えにない最後の出来事や具体例を一つ足します。前日しかなくても、流れを知って一回声を残すところから始められますが、それを合格に十分な準備とは断定しません。

英語学習全体の配分は英語の勉強法の選び方、級が違う家族や学習仲間には英検2級の面接対策と準2級の面接対策を案内できます。3級の面接対策も含め、準備時間・問題数・カードを裏返す位置を級ごとに確認してください。別の試験の録音対策ならTOEIC Speakingの練習で課題を分けられます。

当日の注意:自宅の手順より、面接委員の指示を聞く

集合時刻は公式の試験時間案内と自分の二次受験票で確認します。試験日程は公式の実施スケジュールへ、結果の公開日時・閲覧方法は公式の合否結果閲覧へ進んでください。受験する回や申込方法で確認先が変わる情報を、この記事の固定時刻に置き換えません。

編集部が前日に確認するのは、受験票に書かれた持ち物・本人確認の案内、会場への経路、出発時刻です。練習で使ったメモを面接中に見たり、スマートフォンで録音したりはできません。終了後は問題カードを返し、待機中の受験者と会話せず退場します(公式の退室手順)。

聞き取れない時の自宅練習には、次の短い英文を使えます。

Could you repeat the question, please?

「質問をもう一度言っていただけますか」という意味です。公式は、自然な流れの聞き返しは減点対象にならない一方、不自然な聞き返しや繰り返しは減点対象になると説明しています。同じ依頼を何度でも使えると考えず、聞き返した後に質問へ答えるところまで練習します。

よくある質問

英検準1級の面接の合格点は?

二次試験の基準は英検CSE512点/750点です。 公式の準1級の二次基準を確認してください。素点や正答率から自分でCSEを計算できないため、「自己採点のこの点数なら合格」とは言えません。

ナレーションの準備時間と回答時間は?

準備1分、ナレーション2分です。 カードの印刷された言い出しを使い、2分を超えると途中でも終了します。Q&A用にこの記事が置く40秒は練習枠で、公式の各問の制限ではありません(公式の受け方)。

2024年度に二次試験は変わった?

準1級のNo.4に話題導入文が追加されました。 公式の変更表で確認できます。導入の話題だけで答え始めず、その後の問いまで聞きます。

聞き取れなかったら聞き返してよい?

自然な流れの聞き返しなら減点対象になりません。 不自然な聞き返しや繰り返しは対象になると公式が説明しています。聞き返してから、聞き直した問いへ返事をするところまで練習しましょう。

答えが思いつかない時は?

編集部なら、問いの対象を短く捉え、説明できる立場と理由を一つ選びます。 難しい意見を作るまで待つより、身近な行動の具体例を使います。ただし、質問自体が分からない時は万能フレーズでごまかさず、自然に聞き返します。公式は応答が滞ると次の質問へ進む場合があるとしています。

アティチュードは笑顔や大きな声のこと?

公式の説明は、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度です。 公式の評価観点を、笑顔だけの加点テクニックへ狭めません。編集部は、相手の指示を聞き、質問に合う内容を伝えようとするやり取りを練習します。

理由は必ず二つ、具体例は必ず一つ必要?

今回確認した公式の形式説明には、全問に共通する理由・例の個数の指定はありません。 本記事の「理由→具体例」は編集部の練習型です。個数をそろえることより、問われた内容と説明のつながりを優先します。

ナレーションは2分ぎりぎりまで話した方がよい?

2分は公式の時間で、編集部は時間いっぱい埋めることを目的にしません。 最後の場面まで必要な情報を伝えたかを先に確認します。短すぎる録音なら、物を追加するより、人物の行動・発言・変化が抜けていないかを見直します。

一人で面接練習できる?

録音とタイマーで問題別の練習はできます。 準備1分・ナレーション2分を守り、意見は立場と理由・具体例を聞き直します。自分で内容のずれに気付けない時は、先生などに短い録音を聞いてもらい、分かりにくい一か所を確認する方法もあります。

何日前から始めるべき?

編集部は、受験予定が決まったら声に出す練習を始めることを勧めます。 全員に共通する必要日数や合格保証は置きません。残り日数が少なくても、最初の録音→一つの修正→通し確認という順を残します。

SpeakGainで英検準1級の模擬面接やCSE採点ができる?

この記事では、その機能があるとは案内していません。 専用端末で確認した通常の一文カードの学習を紹介するものです。公式形式の通し練習と問いへの内容確認は別に行ってください。

編集部の最終判断:4場面の抜けと、意見の中身を録音で直す

編集部が優先するのは、4コマの展開を最後まで届けることと、意見の理由を具体例で説明することです。 長い完成答案の丸暗記は勧めません。人物・場面・問いが変わった時に、伝える内容を選び直す練習が残らないからです。声や態度の裏ワザだけに頼る方法も、応答の中身を確認する代わりにはなりません。

今日なら、公式サンプルで準備1分・ナレーション2分を一回録り、最後の場面が入ったかを聞きます。その後、独自の社会的な話題に「立場→理由→具体例」で一回答え、例が理由を説明したかを確かめます。次の録音で直すことを一つ決めてから終えてください。

IELTSの面接も準備するなら、IELTSスピーキング対策で3Partの流れと一人での録音・修正を確認できます。

準1級から次の級へ進むなら、英検1級の面接対策で自分の立場を組み立てるスピーチと反論への応答を練習してください。

TEAPを併願するなら、TEAPスピーキング対策で受験者がインタビューをリードする練習も用意しましょう。

要約と意見論述の書く手順や、型の限界と見直し方は英検準1級ライティングの解説で確認できます。

参考:英検公式で確認した情報

すべて2026年10月10日確認。形式・時間・合格基準は公式情報、答えの型・録音枠・練習計画は編集部の提案です。

英検は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本記事は編集部独自の練習提案で、協会による推薦や合格保証を示すものではありません。