海外赴任・駐在員の英語|残り6・3・1か月で、仕事と生活の一文を準備する
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海外赴任・駐在の英語は、会社が求める条件を確認したうえで、着任直後の仕事と生活で自分が言う一文を選び、声に出す準備を優先します。 残り6か月なら基礎と場面選び、3か月なら最初の会議・依頼・生活の用事を相手の返事まで練習し、1か月なら初週の予定に絞って聞き返しと確認を組み合わせましょう。帯同家族にも本人が窓口で言える一文を用意し、赴任後は実際に言えなかったことを翌日の練習へ戻します。
「赴任まであと3か月。メールなら書けるが、会議では言葉が出ない」。そんな状態で、教材を全部終わらせようとすると初日の準備が後回しになります。まずは現地の上司に何を伝えるか、家の設備が動かないとき誰に何を聞くかを決めます。この記事は、赴任までの時間を自分が話す場面に配分するための練習計画です。
以下の期間、1日の配分、選ぶ文の数は編集部の提案です。特定の期間で話せるようになる基準や、実在する駐在員の成功例ではありません。英文はすべてこの記事のために書いた例で、担当業務、実際の日付、手続きに合わせて直してください。
海外赴任まで何をする?残り期間ごとの早見表
赴任前は引き継ぎや手続きも重なります。「英語を勉強する時間」を探すだけでなく、いつ、どの用事について、何を言う練習かまで決めます。たとえば来週現地チームと顔合わせするなら、“I’ll be working with the operations team.”(業務運営チームと一緒に仕事をします)を、自分の配属に替えて準備します。
| 残り期間 | 優先すること | 1日の練習の例 | 準備する一文 |
|---|---|---|---|
| 6か月 | 会社の条件・職務を確認し、短い文を作る基礎を戻す | 20分:基礎5分、自分の文を作る5分、聞いて言う10分 | I’ll be working with the operations team.(業務運営チームと一緒に仕事をします) |
| 3か月 | 初週の仕事と生活を絞り、質問への返事・聞き返しまで練習する | 20分:前日の文5分、場面練習10分、詰まった点の記録5分 | Could you walk me through the next step?(次の手順を順に教えていただけますか) |
| 1か月 | 実際の予定・名前・日時に替えて、初日に使う文を取り出せるようにする | 15分:今日の予定を思い浮かべ5分、見ずに言う5分、返事の確認5分 | Who should I contact about this?(この件は誰に連絡すればよいですか) |
最初から1か月しかない人は、6か月分を一気に詰めません。初週の仕事一つと生活一つを選び、必要な語順が分からなければその文に使う基礎へ戻ります。たとえば依頼なら“Could you + 動詞”で一文を作るところからで十分です。よくある失敗は、毎日違う教材を開いて、明日言う予定の文を一度も口にしないことです。

着任初週の一文:仕事と生活の早見表
着任直後は、チームの説明を聞く日と、住居や銀行の用事が重なることがあります。まず仕事と生活から、自分が担当する場面を一つずつ選びます。下の核の一文を、実際の仕事・設備・日付に直してください。
| WORK:場面 | 核の一文 | 自分用に替える部分 |
|---|---|---|
| チームへの自己紹介 | I’ll be working with you on the inventory project.(在庫管理の案件で皆さんと一緒に仕事をします) | projectを担当業務へ。役職名だけで終わらない |
| 最初の会議で一言 | Could I check the deadline for my part?(私の担当分の締め切りを確認してもよいですか) | deadline、my partを実際の確認事項へ |
| 部下・担当メンバーへの依頼 | Could you send me a brief update by Thursday?(木曜日までに短い進捗報告を送ってもらえますか) | 依頼内容、期限、必要な形式。実際の業務分担に合わせる |
| 取引先への確認 | Can we confirm which version you need?(必要な版を確認できますか) | versionを資料・数量・日付など確認する項目へ |
| 電話で用件を伝える | I’m calling about our appointment tomorrow.(明日の約束の件で電話しています) | appointment、tomorrowを実際の用件・日付へ |
| LIFE:場面 | 核の一文 | 自分用に替える部分 |
|---|---|---|
| 住居・電気や水道など | Who should I contact if the heating stops working?(暖房が動かなくなったら誰に連絡すればよいですか) | heatingを実際の設備へ。連絡先と対応時間も確認 |
| 銀行 | What documents do I need to open an account?(口座を開くにはどの書類が必要ですか) | accountを必要な手続きへ。書類名は回答を確認 |
| 病院・クリニック | I’d like to book an appointment with an interpreter, if available.(可能なら通訳付きで診察を予約したいです) | 通訳の要否、必要な言語。対応できるかを窓口に確認 |
| 子どもの学校 | Who should I contact if my child is absent?(子どもが欠席するときは誰に連絡すればよいですか) | absentを遅刻・迎えなど実際の用事へ |
一文を選んだら、英文を見ずに言い、相手の返事から次の行動を確認するところまで練習します。よくある失敗は、表を読んで分かっただけで準備を終えることです。各場面の練習と失敗は後の節で詳しく扱います。

残り期間ごとの練習を、具体的な用事へ
残り6か月:必要な業務と、今言えないことを並べる
まだ配属や役割が固まっていない時期でも、海外拠点との連絡が始まる場合があります。教材を買う前に、会社の語学基準、着任後の担当、会議で使う言語、現地の相談先を確認します。用意する一文: “What will my main responsibilities be?”(主な担当業務は何になりますか)。質問を日本語のまま抱えず、現地の担当者にも聞ける形にします。
練習では、自分の名前、部署、今の仕事を短い文で言ってみます。“I work in sales.”と言えたら、実際に扱う製品や顧客を一つ足します。主語と動詞が出てこなければ、中学範囲の文法から該当する形を確認し、その日の自分の文へ戻りましょう。文法書を最初から最後まで読むことを、声出し開始の条件にしません。
よくある失敗は、「海外で使う英語」として仕事に関係ない話題まで広げることです。雑談も役立ちますが、最初は自分の職務と、住居・医療・学校など自分が担当する生活の用事を先に並べます。話す基礎をどこから戻すかは英語を話せるようになるための準備で詳しく扱っています。
残り3か月:編集部なら、初週の三場面を先に練習する
赴任前研修を受けていても、聞いて理解する時間ばかりで、自分から質問する機会が少ないことがあります。編集部なら残り3か月では、自己紹介、仕事の確認、生活の用事を一つずつ選びます。 理由は、初週の予定に結びつけやすく、何を言えなかったか自分で確かめやすいからです。これは編集部の判断で、万人に最適な場面数ではありません。
用意する一文: “Could you walk me through the next step?”(次の手順を順に教えていただけますか)。操作を全部知っているように振る舞うより、次に自分が何をするのか聞く文を先に持ちます。返事として“Send the form to the admin team.”(総務チームに用紙を送ってください)など、相手役に別の作業を言ってもらいます。
練習は、英文を見て一度言う、画面を伏せて場面から言う、返事を受けて次の行動を自分の言葉で確認する、の順にします。一人なら架空の返事を二つ書き、日ごとに違う返事を使います。相手役を頼める日は、日付や窓口を替えてもらい、分からない部分を聞き返します。固定の台本を同じ順番で言い切るだけでは、返事が変わったときの準備が残るのがよくある失敗です。
残り1か月:初週の予定表を、一文の練習に替える
渡航が近づくと、住居の引き渡し、初出勤、口座の相談など、具体的な日時が決まります。練習の対象も予定に寄せます。用意する一文: “Who should I contact about this?”(この件は誰に連絡すればよいですか)。thisが何か伝わらない場合は、“about the internet connection”のように、実際の用件に替えます。
練習では、翌日の予定を一つ選び、その相手に最初に言う文を英文を見ずに言います。続いて“What do I need to bring?”(何を持っていく必要がありますか)など、用事を完了させる質問を一つ足します。住所や担当者名の読み方も声に出します。答えが曖昧なままなら、その場で短く確かめる文を準備します。
よくある失敗は、出発直前に新しいフレーズ集を増やし、既に選んだ文の練習を止めることです。新しく必要になった用事は足してよいですが、「知っている文の数」より「今日の用件で言えるか」を確認しましょう。
駐在員に必要な英語力は?会社の条件と、話す課題を分ける
海外赴任の候補になったら、試験点が必要なのか、面談があるのか、着任時にどの仕事を任されるのかを会社に確認します。全駐在員に共通のTOEIC必要点は、この記事では設定しません。 同じ国への赴任でも役割や会社の条件を確認する必要があります。
用意する一文: “What language requirements apply to this role?”(この役割にはどのような語学要件がありますか)。会社への確認は普段の社内言語で行って構いません。その回答と、会議で報告する、現場で依頼するなどの実際の仕事を別々にメモします。IIBCの公式説明では、TOEIC Listening & Reading Testは聞く力と読む力を測る試験です。その点数だけを、自分が初日に依頼を言えるかの確認に置き換えないようにします。
練習では、会社の条件を満たすために必要な試験準備と、仕事の一文を声に出す時間を予定に分けます。報告が必要なら“I’ve finished the first draft.”(初稿ができました)を自分の成果物に替え、続けて未完了のことを一つ言います。試験を受けること自体が失敗なのではありません。よくある失敗は、点数対策だけを進めて、担当業務を口頭で説明する練習をゼロにすることです。
着任直後の仕事:初週に言う一文を決める
初週は、顔合わせや説明を聞く時間が続きます。長い挨拶を完成させるより、役割を伝える、確認する、次の作業を依頼する場面を分けます。ここでは短い核の一文を置き、会議や商談の進め方の詳細は関連記事へつなぎます。
自己紹介と最初の会議:役割を言い、曖昧な点を一つ聞く
名前と部署を紹介したあと、担当する仕事を聞かれることがあります。用意する一文: “I’ll be working with you on the inventory project.”。在庫の仕事をしていないなら、担当する実際の案件に直します。練習では、名前、担当、今週確認したいことを一文ずつ言い、相手役には担当業務について一つ質問してもらいます。自己紹介の組み立ては英語の自己紹介へ。
会議では、説明を聞いている間に「自分の担当の締め切りがまだ分からない」と気付く場合があります。そのときは表の“Could I check the deadline for my part?”を、発言の運用に合わせて使います。練習では実際の議題を一つ見て、確認したいことを先に書きます。返事で日付が分かったら“So my deadline is Thursday, right?”(私の締め切りは木曜日ですね)と確かめます。
よくある失敗は、英語が不安なので一度も話さず、会議後も担当と期限が曖昧なままになることです。一方、練習した文を言うためだけに関係ない質問を足す必要もありません。話に入るタイミングや聞き返しの詳しい練習は英語の会議で発言する準備で扱います。
部下への依頼と取引先への確認:人、内容、期限を言う
担当メンバーに作業をお願いするとき、日本語の「例の件、よろしく」では具体的な内容が抜けます。用意する一文: “Could you send me a brief update by Thursday?”。何の進捗か共有できていなければ、“on the stock check”のように用件を足します。部下への文だからと、常に命令形にする必要はありません。British Councilの説明も“Could you …?”を丁寧な依頼に用いる形として紹介しています。
練習では、依頼内容、受け取る人、期限を書き出してから、一文にします。相手が木曜日には間に合わないと言う設定も試し、変更できるか、自分が確認すべきかを区別します。取引先なら“Can we confirm which version you need?”で確認し、返事の版名を言い直します。見積条件を話し合う練習は英語の交渉・商談へ。
よくある失敗は、丁寧な表現を覚えることに集中し、内容と期限を落とすことです。また、確認の質問をしただけでは合意したことになりません。重要な内容は、相手の返事と自分の理解が一致したかを確かめ、仕事の手順に沿って書面にも残します。
電話:用件を短く言い、必要な情報を確認する
顔が見えない電話では、相手の名前や日付を聞き直したくなる場面があります。用意する一文: “I’m calling about our appointment tomorrow.”。最初に自分の名前を伝え、用件を一つ言います。これは全電話で使う決まり文句ではなく、翌日の約束を確認する場面の例です。
練習では、相手役に約束の時刻を言ってもらい、“Did you say ten thirty?”(10時半とおっしゃいましたか)と確認します。電話する相手、用件、確認したい項目を机に置き、全文の台本は伏せます。一人なら時刻を替えた二つの設定で言います。聞こえなかった数字を推測して相づちを打つのがよくある失敗です。電話の入口と聞き返しを続けて練習する方法は英語の電話対応へ。
着任直後の生活:住居・銀行・病院・学校の用事を選ぶ
会社で英語を使わない時間にも、生活の手続きはあります。何が必要かは、現地の窓口や会社の支援担当に確認します。以下は手続きを完了させるための一般的な練習文で、必要書類やサービスの条件を定めたものではありません。
住居と銀行:用件を言ってから、次の手順を聞く
設備の説明を受けても、不具合が出たときの連絡先が分からないままになることがあります。用意する一文: “Who should I contact if the heating stops working?”。練習では、暖房、給湯、ネット接続など自宅で使う設備を一つ選び、起きたことを“The hot water isn’t working.”(お湯が出ません)と短く言ってから連絡先を聞きます。
銀行の用事なら、表の“What documents do I need to open an account?”を声に出し、架空の書類名を相手役に言ってもらいます。“Could you write that down?”(それを書いていただけますか)で、聞いた情報を文字でも確かめる練習を足します。ここで口座開設の必要書類を暗記する必要はありません。実際の要件は利用する窓口に確認します。
よくある失敗は、「家」「銀行」という話題の単語ばかり覚え、何の用事か言う文がないことです。もう一つは、聞けた時点で安心し、次に持参するものや連絡する相手を記録しないことです。練習の最後に、日本語でもよいので「次は誰に何をするか」を言ってみましょう。
病院と学校:支援の要否と連絡方法を先に確かめる
予約や学校からの連絡では、英語で説明を受けること自体が不安になる場合があります。用意する一文: “Could you explain that in simpler words?”(もう少し簡単な言葉で説明していただけますか)。医療の説明を自己流に理解して進めるための文ではなく、分からない部分を伝える練習です。通訳が必要なら表の予約文を使い、利用可否や手配方法を事前に窓口へ確認します。
練習では、予約したい、説明を聞き直したい、学校に欠席を伝えたい、のうち自分が担う用事を一つ選びます。学校なら“My child will be absent today.”(子どもは今日欠席します)に本人の名前などを足し、どの方法で誰へ連絡するかを確かめる文まで続けます。実際の病状や個人情報を練習用の公開カードへ入れる必要はありません。
よくある失敗は、分からない説明に“Yes”だけで答えることと、子どもに大人の手続きをすべて任せることです。難しい内容は大人が支援を頼む準備をします。この記事では診断、治療の判断、学校への申請条件の説明は扱いません。
帯同家族の英語:本人が一人で使う場面を選ぶ
赴任者が仕事に出ている間、家族が修理の連絡や学校への問い合わせをすることがあります。帯同家族の練習を、赴任者の会議英語と同じ内容にする必要はありません。用意する一文: “Could you tell me who to speak to about this?”(この件は誰に話せばよいか教えていただけますか)。最初から詳しい説明ができなくても、相談先を尋ねる入口を持ちます。
家族で、誰が住居、学校、日々の予約を担当するかを相談します。役割は「配偶者だから生活の手続きを全部担う」と決めず、予定と本人の希望に合わせます。各自が担当する用事を一つ選び、最初の一文を自分で言う、相手から一つ質問される、分からなければ聞き返す、の順に練習します。
子どもには、年齢や実際の学校生活に合わせて助けを求める文を選びます。“Can you help me find my classroom?”(教室を探すのを手伝ってくれますか)のように、本人が必要とする場面から始めます。子どもと成人家族を同じ進度で比べたり、家族全員に同じフレーズ数を課したりしません。
よくある失敗は、出発まで赴任者だけが英語を勉強し、家族は現地で何とかなると考えることです。反対に、家族の不安を英語力だけの問題にしても、相談先や生活の分担は決まりません。声出し練習と並行して、困ったときの連絡先を家族で確認しておきます。
自分用の一文を、聞いて声に出す練習へつなげる
新しい職場では、説明を聞いても、慣れていない進め方を見落とすことがあります。この記事の練習例は、チームの顔合わせで使う次の一文です。
Could you show me how the team tracks progress?
チームで進捗をどのように管理しているか、見せていただけますか。
この文は英語が不得意だと長く謝るためのものではなく、チームの進め方を見せてもらう依頼です。progressが自分の場面に合わなければ、“customer requests”(顧客からの依頼)などに替えます。ただし、使う資料や画面が既に分かっているなら、その具体的な場所を直接聞く方がよいでしょう。
まず文の意味を確かめ、音声があれば一度聞き、自分でも声に出します。次に英文を伏せて「チームの進捗管理の方法を知りたい。実際に見せてもらいたい」という場面から言ってみます。最初は“Could you show me”と“how the team tracks progress?”に分けて練習し、最後に一文として続けます。
SpeakGainの通常のAdd画面へ上の英文を入力し、Add a cardで1枚作成しました。LibraryからそのカードのKnowledgeを開き、Learn this cardで学習へ進みます。今回の画面は英語表示です。
Listeningでは英文を隠して、作成した音声が自動再生されました。まず聞き、自分で声に出してからReveal answerを押します。

以下は同じ文をSpeakGainのDeep-voiced Vikingで生成したAI音声です。人間のネイティブ録音ではありません。今回の画面内のNative audioも、この生成音声を指しています。
Could you show me how the team tracks progress?
Reveal answer後のAnswerには、保存した英文と英語の生成解説、再生ボタン、復習間隔の選択肢が表示されました。復習間隔は自分で選びます。今回は1 day/Goodを一度選んで復習を進めました。ここでは保存→聞く→自分で声に出す→英文を確かめる練習の補助として使っています。

よくある失敗は、同じ音をまねできたら現地での準備が全部終わったと思うことです。次は相手から“Which part are you working on?”(どの部分を担当していますか)と聞かれた設定で、自分の作業を一文で答えます。保存する文の練習と、返事を受けて内容を変える練習は両方必要です。
赴任後も伸ばす:今日言えなかったことを、明日の一文へ
現地に到着しても、日本語で仕事や生活が回り、英語を話す場面が限られることがあります。逆に忙しすぎて、失敗を振り返る時間がない日もあります。用意する一文: “Could I check one thing before we finish?”(終える前に一つ確認してもよいですか)。実際に疑問がある場面で、一つ聞く準備をします。
編集部の提案は、1日の終わりに「言えなかったことを一つ」「聞いた返事を一つ」「次に確認することを一つ」だけ残す方法です。顧客名や非公開の数字をそのまま外部のサービスに入力するのでなく、一般的な言い方に置き換えます。翌朝、その用事を思い浮かべ、文を見ずに言います。実際に使ったら、相手に通じた点と修正したい点を見直します。

練習相手を頼めるなら、仕事に差し支えない範囲で質問を一つ変えてもらいます。一人なら、同じ依頼の期限を替えて言う、同じ予約で希望時刻を替えるなど、内容を変えます。British Councilの理解確認の教材には、聞き返したり、自分の理解が合っているかを確かめたりする例があります。ここではその考え方を、翌日の自分の用事の練習に取り入れる編集部案として示しています。
よくある失敗は、「現地にいるから自然に話せるようになる」と待つことです。日本語で相談できる人は生活や仕事の支えです。その関係を減らすことを目標にするより、自分が英語で確認する用事を具体的に選びましょう。日々の配分を考える方法は英語の勉強法へ。
編集部が勧めない準備:試験だけ、フレーズの大量暗記だけ
勉強しているのに会話で止まると、教材や暗記量を増やしたくなります。そんなときの用意する一文: “Could you clarify what I need to do first?”(最初に何をする必要があるか明確にしていただけますか)。読んで分かるだけでなく、この文を必要な場面で言えるか試します。
TOEICの問題演習だけで赴任準備を済ませる方法は勧めません。 会社の試験基準への対応には演習が必要な場合がありますが、依頼を言う、返事から期限を確認する、窓口へ質問する練習の時間は別に取ります。試験の勉強をやめるという提案ではなく、準備の目的ごとに時間を配分する編集部の意見です。
使う予定のないフレーズを何十個も暗記するだけの方法も勧めません。 例文の量が増えても、自分の部署や期限に替える練習、予想と違う返事を受ける練習が残るからです。まず今日の用事に合う文を一つ選び、名詞や日付を替えて言います。言えなかった形を調べるのは、その後で構いません。
練習では、今使っている教材から自分の用事に関係する文を選び、具体的な場面をメモします。英文を隠して言ったあと、相手から一つ質問されたら何と答えるかを考えます。よくある失敗は、毎日教材を進めることが目的になり、赴任前の初回面談や家の引き渡しで言うことを決めないまま出発することです。
よくある質問
駐在員に必要なTOEICは何点ですか?
会社の基準を確認してください。この記事では共通の点数を示しません。必要な試験、提出期限、配属先で求められる仕事を聞き、点数対策と口頭で説明・依頼する練習を分けます。
英語が苦手でも海外赴任できますか?
赴任できるかは会社の条件や担当業務によるため、記事だけでは判断できません。まず語学要件と支援体制を確認します。練習は初週の自己紹介、仕事の確認、生活の用事から始め、今言えないことを具体的にしましょう。
残り3か月なら毎日何分勉強すればよいですか?
この記事では20分の配分例を示しましたが、到達度を保証する時間ではありません。長く取れない日は一つの用事に絞り、英文を見ずに言うところまで試します。必要な試験準備や相手との練習は、別に予定を決めます。
会議で発言できません。何を先に準備しますか?
次の会議の議題を見て、自分が確認すべきことを一つ選びます。締め切りなら“Could I check the deadline for my part?”を練習し、返事で日付を確認するところまで用意します。会議中はその職場の発言ルールに合わせます。
現地で日本人とばかり話してしまいます。どうすればよいですか?
相談できる日本語の関係を無理に減らす必要はありません。自分が英語で確認する用事を一つ選び、前日に声に出して準備します。使った後は、言えたことと詰まったことを一つずつ次の練習へ戻します。
帯同する配偶者や子どもの英語はどう準備しますか?
本人が担う生活の用事と、助けを求める場面を選びます。成人家族なら住居・予約・学校との連絡、子どもなら教室で質問する文などから始めます。家族全員に同じ業務英語や練習量を課しません。
英語圏以外への赴任でも、英語だけでよいですか?
英語だけでよいと決めず、職場と生活の窓口で使う言語を確認してください。英語を使わない国・地域への赴任では現地語の準備も必要です。この記事は英語で話す準備に絞り、現地語の学習内容は扱いません。
「駐在員」「海外赴任」は英語で何と言いますか?
駐在員はexpatriateやexpat、海外赴任はoverseas assignmentなどで表せます。ただしexpatriateは自国以外に住む人を指し、企業からの派遣だけに限る語ではありません。自己紹介では肩書きを直訳するより、“I’ll be working with your team.”(皆さんのチームと一緒に仕事をします)のように役割を伝える方が、相手に説明しやすい場合があります。語の意味はCambridge Dictionaryのexpatriateを参照できます。
編集部の最終判断:初週の用事から逆算して、今日一文を言う
編集部なら、残り3か月で英語全体を完成させる計画より、初週の仕事と生活の用事を決め、その一文を返事まで練習する計画を選びます。会社の基準への対応は進めつつ、自己紹介、確認、依頼、生活の問い合わせを実際の予定に結びつけます。これは編集部の判断で、赴任開始までに必ず話せるようになるという約束ではありません。
今日の準備は、一つの用事を選び、自分用に直した一文を声に出すところまでで構いません。次に、相手が予想と違う返事をしたら何を聞くかを用意します。赴任後も同じように、その日に困ったことを翌日の一文へ戻してください。家族には家族の用事の一文を用意し、誰が何を相談するかも一緒に決めましょう。
授業・受付を含む学生の渡航準備は、留学前の英語の勉強でも残り期間から練習を選べます。
参照した一次資料・公式教材
- IIBC — TOEIC Listening & Reading Testとは:聞く・読む力を測る試験の説明。海外赴任の共通の必要点を示す資料としては用いていません。
- British Council — can and could:依頼などに使う形の説明。
- British Council — Checking understanding:意味を確かめる会話の教材。3か月の練習効果を測った研究としては扱っていません。
- Cambridge Dictionary — expatriate:英語の語義の確認。