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英語の早口言葉18選|練習したい音・難易度・意味と発音練習の6手順

英語の早口言葉を、練習したい音から選んでゆっくり正確に練習する

英語の早口言葉を発音練習に使うなら、編集部のおすすめは Red lorry, yellow lorry.(L/R)、She sells seashells by the seashore.(s/sh)、Three free throws.(th/f) の3つです。意味を確認し、ゆっくり正確に言ってからまとまりをつなぎ、少しずつ速くして録音を比べ、一か所だけ直してください。速く言えた回数より、狙った音を言い分けられたかを優先するのが、この記事の練習方針です。

「有名だから」「一番難しそうだから」と長文を選ぶと、単語を思い出すだけで手いっぱいになります。L/Rを直したい日ならL/Rの短い例、語尾が消える日なら語尾の例を一つ選びましょう。同じ文にも複数の難所がありますが、一回の練習で全てを直す必要はありません。

発音全体から修正点を探す時は英語の発音練習のやり方へ、母音の区別を先に聞きたい時は英語の母音一覧と練習へ進んでください。ここでは、短い言葉遊びを「今日の一音を確認する素材」に変えます。

子音の作り方から確認したい時は、英語の子音一覧と短文練習で、早口にする前の一音を確かめてください。

英語の早口言葉一覧:音・難易度・意味から18例を選ぶ

難易度は、この長さの文を丁寧に言う場合の編集部の目安です。 「簡単」でも速く繰り返せば難しくなります。苦手な音によって順番は変わるので、まず意味が分かる短い例を選び、言えない所を見つけてください。

練習したい音 早口言葉 難易度 意味 難しい所
L/R Red lorry, yellow lorry. ふつう 赤いトラック、黄色いトラック。 redからlorryへ、RとLを切り替える
L/R+th Red leather, yellow leather. 難しい 赤い革、黄色い革。 L/Rを変えながらleatherの /ð/ を保つ
L/R Truly rural. 難しい 本当に田舎らしい。 /tr/ と続くR、語末Lへの移動
th/s Six thin things. 簡単 六つの薄いもの。 sixの /s/ からthinの /θ/ へ
th/f Three free throws. ふつう 3本のフリースロー。 threeとfreeの語頭を言い分ける
2種類のth Not these things here, but those things there. 難しい ここのこれらではなく、あそこのあれら。 these /ð/ とthings /θ/ の切り替え
s/sh She sells seashells by the seashore. ふつう 彼女は海岸で貝殻を売っている。 sheとsea、sellsとshellsの違い
s/sh Sam’s shop stocks short spotted socks. 難しい サムの店は短い斑点柄の靴下を置いている。 /s/・/ʃ/ と /st/・/sp/ が続く
s連続+語尾 Six sleek swans swam swiftly southwards. 難しい 6羽のつややかな白鳥が素早く南へ泳いだ。 /sl/・/sw/ の連続と最後の /dz/
f+fr Fresh fried fish. 簡単 揚げたての魚。 fresh・friedの /fr/ とfishの /f/
v+語尾 Eleven elves. ふつう 11人のエルフ。 elvesの /lvz/ を母音で分けない
v/b/f Five brave babies wave.(編集部作) ふつう 5人の勇敢な赤ちゃんが手を振る。 fiveのf/v、braveのb/v、waveのv
p Peter Piper picked a peck of pickled peppers. ふつう ピーター・パイパーが1ペック分の酢漬けの唐辛子を摘んだ。 /p/ の反復とpicked・pickledの語尾
p/b Blue balloons pop, big bubbles burst.(編集部作) ふつう 青い風船が割れ、大きな泡がはじける。 /b/ からpopの /p/ への切り替え
母音+b/t Betty Botter bought some butter, but she said the butter’s bitter. 難しい ベティ・ボターはバターを買ったが、そのバターは苦いと言った。 bought・butter・bitterの母音
母音 /ɪ/・/iː/ The big bug bit the little beetle. ふつう 大きな虫が小さな甲虫をかんだ。 bitとbeetleの母音、big・bugの違い
母音 /ɪ/・/iː/ Six sheep sit in a ship.(編集部作) 簡単 6頭の羊が船の中に座っている。 sheepとshipの母音を長さだけで分けない
語尾の子音 A proper copper coffee pot. ふつう ちゃんとした銅製のコーヒーポット。 最後のpotに余計な母音を足さない

3例の「編集部作」は、音の切り替えを短く試すための作例です。それ以外は既存教材で掲載を確認した、よく知られた早口言葉、またはその短い抜粋です。由来や最初の作者を確認できたという意味ではありません。Betty BotterやPeter Piperの長い版には表現の違いがあるため、この記事では上の文に統一します。British Councilの早口言葉教材、Pronunciation Proの練習資料

何から選ぶ?短さと「直す一音」を優先する

編集部なら、初日は表を全部読まず、録音で気になる音の行から一つ選びます。 日本語話者でも、誰もが同じ音に困るわけではありません。L/Rの違いが曖昧ならRed lorry、sとshが同じに聞こえるならShe sells、thがfになるならThree free throws、という選び方です。

録音で気になる音を一つ選び、短い早口言葉をゆっくり試す。L/RにはRed lorry、s/shにはShe sells、th/fにはThree free throws
一覧を上から消化するより、今日の録音で確認したい音を一つ決めます。

単語単体でも違いが分からなければ、早口言葉をいったん止め、辞書や下の音別教材で一語ずつ聞きます。「何となく英語っぽい音」を速く反復しても、自分の狙いが合っていたかを確認できません。逆に一語では言えるなら、早口言葉は次の音へ移る時に区別を保てるかを見る材料になります。

L/R:舌を同じ場所へ戻さず切り替える

語頭のLとRの違いを一語で確かめてから、Red lorry, yellow lorry.へ進みます。 語頭のLは舌先を上の歯の後ろの歯茎に付け、横から空気を通すのが目安です。アメリカ英語のRは舌先をその場所に付けずに作ります。Rの舌の形は一通りではなく、「必ず強く巻く」と決めつけません。PronuncianのL、R

Red lorry, yellow lorry.は「赤いトラック、黄色いトラック」。lorryは主に英国英語で使うトラックの語です。難所はredのRを言った直後にlorryのLへ移り、さらにlorryの中のRへ戻る所です。red、lorryを別々に聞き、red lorryだけで練習してからyellow lorryを足します。

録音ではlorryの始まりがredの始まりと同じに聞こえていないかを先に聞きます。一回目は語頭だけ、次はlorryの途中のRを聞けば十分です。自分で区別が分からなければ、同じアクセントのモデルと一語ずつ交互に再生します。

Red leather, yellow leather.は「赤い革、黄色い革」で、leatherのthは声を伴う /ð/ です。Truly rural.は「本当に田舎らしい」で、Rが続いた後にLへ移る短い難例です。どちらも短いから初心者向け、とはしません。L/Rが保てるようになってから一つ追加し、leatherがletterのようになっていないか、ruralの終わりに余計な母音が入らないかを録音で確かめます。

th:声の有無と、次の音への移動を見る

thにはthinkの /θ/ とthisの /ð/ があり、同じ綴りでも音を分けます。 舌先と上の前歯付近の狭い所を息が通る音で、/ð/ は声を伴います。舌を強くかむことや大きく突き出すことが目標ではありません。Pronuncianのth

Six thin things.は「六つの薄いもの」。sixを言い終えてからthinへ移る時、全部をsにしていないかを見ます。最初はthin thingsだけ、次にsixを足します。録音ではthinの語頭に注目し、sinのようなsやtinのようなtに置き換わって聞こえないかを確認してください。

Three free throws.は「3本のフリースロー」。threeの /θr/ とfreeの /fr/ が近い間隔で来るので、舌先を使うthと、上の歯・下唇を使うfを切り替えます。threeとfreeを交互に言い、最後にthrowsを足すのがコツです。録音では最初の二語が同じ始まりになっていないかを聞きます。British Councilの音別練習

Not these things here, but those things there.は「ここのこれらではなく、あそこのあれら」。these・those・thereの /ð/ とthingsの /θ/ の切り替えが難所です。these things / those thingsを分けて試してから全文へ戻り、録音ではthingsまで全部 /ð/ になっていないかを確認します。hereとthereが指す位置を想像すると、語の順番も追いやすくなります。

s/sh:She sellsを全部「シ」にしない

sとshはどちらも息を通す音ですが、同じ舌の位置でまとめません。 shの /ʃ/ ではsより後ろ寄りの場所で摩擦を作り、唇が少し前へ出ることがあります。唇の見た目だけで正誤を決めず、音を聞いて調整します。Pronuncianのsh

She sells seashells by the seashore.は「彼女は海岸で貝殻を売っている」。seaの /s/ とsheの /ʃ/、sellsの /s/ とshellsの /ʃ/ を切り替える所が難所です。she / sells、sea / shellsを別々に聞き、She sells seashellsまでを言ってからby the seashoreを足します。録音ではsheとseaの始まりが聞き分けられるかを一点だけ確認します。sellsの語尾は /z/ なので、sの反復だけの文とも考えません。

Sam’s shop stocks short spotted socks.は「サムの店は短い斑点柄の靴下を置いている」。shop・shortのshとstocks・spotted・socksのsが交互に現れます。stocks shortで崩れるならそこだけを取り出し、録音でshortの始まりがsortのようになっていないかを聞きます。

Six sleek swans swam swiftly southwards.は「6羽のつややかな白鳥が素早く南へ泳いだ」。/sl/・/sw/ の子音のまとまりが続くので、ス・ワのように全てを母音で区切らないのが次の課題です。swans swamだけから始め、録音では語の間に余計な母音が増えていないかを確認します。この例はshとの対比そのものより、sから続く子音への移動を練習する発展例です。

v/b/f:唇を閉じる音と、息を通す音を分ける

bは両唇をいったん閉じる音、vとfは上の歯と下唇の間へ息を通す音です。 vには声が伴い、fには伴いません。歯を唇に強く押しつけず、息が続く感覚を確認します。Pronuncianのv、b

Fresh fried fish.は「揚げたての魚」で、freshとfriedの /fr/ が難所です。fishのfが言えても、Rを急いでfを飛ばしていないか見ます。fresh / fried / fishの順に聞き、fresh friedをつなぎます。録音では最初の息の音が残り、単に「レッシュ」のように始まっていないかを確かめます。

Eleven elves.は「11人のエルフ」。elvesの最後の /lvz/ が難しいので、速くする前にelvesだけを言います。録音ではvをbで代用していないか、vの後に母音を足して語尾を分割していないかを聞きます。最後の複数形の /z/ も別の回に確認できます。

Five brave babies wave.は「5人の勇敢な赤ちゃんが手を振る」という編集部作です。fiveのfとv、braveのbとv、babiesのb、waveのvを同じ短文で試せます。brave babies / waveをゆっくりつなぎ、録音ではwaveの最後がbに変わっていないかを選んで聞きます。全てのvを一度に完璧にするより、まず最後の一つを直します。

p/b:Peter Piperだけでは二つの音を比較できない

pとbは両唇を閉じて開く音の組ですが、pだけの反復とp/bの対比は目的が違います。 強い音節の語頭pでは、bより息が強く出るのが目安になります。英語の全てのpを同じ強さで吹く、という規則にはしません。Pronuncianのp、b

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.は「ピーター・パイパーが1ペック分の酢漬けの唐辛子を摘んだ」。peckは量の単位です。言葉遊びなので、現実の料理の手順として理解する必要はありません。Peter Piper / picked a peck / of pickled peppersと短く分け、pが続いてもpickedやpickledの語尾を飛ばさないように言います。録音では今日はPeterのp、次はpickedの終わり、と対象を決めます。

Blue balloons pop, big bubbles burst.は「青い風船が割れ、大きな泡がはじける」という編集部作です。p/bを切り替えたい人はこちらを選びます。balloons popだけを先に言って、bからpへ移る所を聞きます。録音ではpopの始まりがbになっていないかを確認し、息を出すことに集中して母音や語尾まで変えないようにします。

母音:長く伸ばすだけでは違いを確かめられない

母音は長さだけでなく、舌の高さや前後位置による音色も比べます。 /ɪ/ と /iː/ をどちらも日本語の「イ」で、時間だけ変えて読まないでください。辞書や教材によって /i/ と書かれることもあります。Pronuncianの /ɪ/、 /i/

The big bug bit the little beetle.は「大きな虫が小さな甲虫をかんだ」。bitの /ɪ/ とbeetleの /iː/、bigの /ɪ/ とbugの /ʌ/ が難所です。今日はbit / beetleだけを聞いてからbit the little beetleを言います。録音ではbitとbeetleの最初の母音が同じ音色になっていないかを確認します。複数の母音を一度に直さなくて構いません。

Six sheep sit in a ship.は「6頭の羊が船の中に座っている」という編集部作。羊と船の違いを絵として思い浮かべ、sheep / shipを聞き比べます。six sheep / sit in a shipへ進み、録音では文字を見ないでどちらの語を言ったか分かるかを試します。相手に聞いてもらえるなら、どちらに聞こえたかを尋ねると具体的です。

Betty Botter bought some butter, but she said the butter’s bitter.は「ベティ・ボターはバターを買ったが、そのバターは苦いと言った」。bought・butter・bitterの母音の切り替えが難所で、綴りの似た語を同じ「バ」にまとめないのがコツです。bought some butter / the butter’s bitterを分け、録音ではbutterとbitterの最初の母音を聞きます。boughtの母音や語中tの響きにはアクセント差があるため、同じ話者の音声にそろえて比べてください。

語尾の子音:聞こえる破裂の大きさだけで判断しない

語尾は、音を消すことと、後ろに母音を足すことを分けて確認します。 A proper copper coffee pot.は「ちゃんとした銅製のコーヒーポット」。potの最後を日本語の「ト」のように母音まで伸ばしていないかが、この記事で選ぶ確認点です。pot単体、coffee pot、全文の順で言います。

語尾の破裂音は、いつも強い破裂が聞こえるとは限りません。舌や唇で閉鎖を作っても、息の放出が小さいことがあります。大きなtを聞かせようとするより、モデルの終わり方を聞いて調整してください。Pronuncianの破裂音

録音ではpotの後に「オ」のような音が続き、一音節余分に聞こえていないかを見ます。Peter Piperのpicked・pickled、Eleven elvesのelvesにも語尾の課題がありますが、最初から全てを同じ回で点検しません。一文で保てたら、普段使う短文の語尾でも同じことができるかを試しましょう。

早口言葉を発音練習に変える6手順

「意味→ゆっくり正確に→まとまり→少しずつ速く→録音比較→一か所修正」の順で、一文を仕上げます。 以下は編集部の実践案です。決まった回数で発音が改善するという保証ではありません。British Councilの指導資料にも、モデルを聞き、静かにゆっくり言ってから速くする練習が掲載されています。指導資料

意味を確認、ゆっくり正確に、まとまりで区切る、少しずつ速く、録音して比べる、一か所直すという6手順
音が崩れたら、速さを戻して同じ一か所を言い直します。

1.意味を確認する

Red lorry, yellow lorry.なら赤と黄色のトラックを思い浮かべます。知らない単語は辞書で意味と音を確認してください。文が変な場面を描いていても、誰が何をするかを一度理解しておくと、語の順番を文字列として丸暗記する負担を減らせます。長い語源調査を毎回する必要はありません。

2.ゆっくり、狙う音を正確に言う

まずモデルを聞き、redとlorryを別々に言います。二語の語頭が違って聞こえるかを確かめてからred lorryへ進みます。ゆっくりでも同じ音になるなら、速くする段階へ移りません。口の動きの説明はヒントとして使い、最終的には音声との違いを聞きます。

3.意味のまとまりで区切る

red lorry / yellow lorryの二つに分け、片方ずつ言います。スラッシュは一時的な練習の区切りで、完成した文に毎回長い休止を入れる指示ではありません。各まとまりが言えたら、間の休止を小さくして文全体へ戻します。長い例も、息切れするまで一気に読まなくて構いません。

4.少しずつ速くする

ゆっくり言った時と同じ音の違いが保てる範囲で、少しだけテンポを上げます。編集部の目安として、ゆっくり2回続けて狙った音を保てたら次の速さを試します。これは研究で決まった合格基準ではありません。語が抜けた、L/Rが混ざったと思ったら、直前の速さへ戻してください。

5.録音して同じ箇所を比べる

モデル→自分→モデルの順に、同じ文の同じ箇所を聞きます。録音前後でマイクの距離を大きく変えないようにし、音量の違いを発音の違いと取り違えないようにします。今日見るのはlorryの語頭だけ、と決めれば、文全体が下手かどうかを漠然と判定する必要がありません。

6.一か所だけ直して文へ戻る

lorryのLがRに近ければ、lorryだけを言い直し、red lorry、全文の順に戻します。修正後の録音を最初の録音と比べ、「速くなった」ではなく「lorryの始まりがredと違って聞こえる」と言葉にしてください。次の回は別の難所へ進めます。最後に日常の短文でも同じ音を使うと、早口言葉だけで終わりにしにくくなります。

編集部は「速さより正確さ」を勧める

速く言う楽しさは残しつつ、発音練習の到達点を速度だけにしません。 語が抜けても記録だけは短くなりますし、sとshが混ざっていても最後まで言えることがあります。その状態では、練習したかった違いを保てたかが分かりません。速さを上げるのは、丁寧に言えた音を次の動きでも保てるか試す段階だと編集部は考えます。

Sheとseaの語頭の違いを録音で確認し、混ざった所をゆっくり直して文へ戻す。速度だけを合格基準にしない
聞く場所を決めると、次に直す一音を選べます。

早口言葉は言いにくさを作った素材です。上手に言えても、会話全体の聞き取りや語彙、相手への説明が自動的に解決するわけではありません。音を直した後は、英語のイントネーションと強弱で文の大切な語を、リンキングと音声変化で語から語へのつながりを確かめてください。

勧めない練習と、その代わりにすること

勧めない練習 理由 代わりにすること
意味を知らず、速さだけを競う 語の抜けや順番の違いを確認しにくい 和訳と場面を確認して、一文だけ録音する
音が崩れたまま、さらに速くする 狙った音を保てたか判断できない 崩れた二語を遅くし、そこから文へ戻す
全てをカタカナで固定する 英語の別々の音が同じ表記へまとまりやすい 英文とモデル音声、必要な発音記号を使う
難しい長文を毎回別のものへ替える 同じ箇所の変化を録音で比べにくい 一つの短文で修正前後を残す

遊びとして親子で速さを競うことまで否定する必要はありません。ただし発音を直す回では、「速く言えたね」の前に「今日はsheとseaを聞き分けよう」と目的を一つ決めましょう。何度も失敗する長文を強制するより、本人が意味を言える短い例を丁寧に言う方を編集部は選びます。

SpeakGainで選んだ一文を聞き直す

今回の実機確認では、通常のAdd画面で Red lorry, yellow lorry.(赤いトラック、黄色いトラック。) を1枚のカードにしました。ライブラリの同じカードでKnowledgeを開き、Learn this cardを押すと、英文を隠したListening画面で音声が自動再生されました。Reveal answerを押すとAnswerへ進み、保存した英文、再生操作、復習間隔とRecord and checkの入口を確認できました。

実際のListening画面(英語UI)。答えの英文を表示する前に、保存したカードの音声を聞けます。
実際のListening画面(英語UI)。答えの英文を表示する前に、保存したカードの音声を聞けます。

この音声はSpeakGainのDeep-voiced Vikingで生成したAI音声で、人間のネイティブ話者の録音ではありません。画面のNative audioはUI上の表記です。同じ一文の音声を全言語で共有し、追加生成していません。

まず音声を聞き、一時停止してred lorryだけをゆっくり言い、次に全文へ戻します。自分の声はスマートフォンなどで別に録音して、lorryの語頭を比べてください。今回は学習者の録音を送信せず、採点・発音判定の結果も取得していません。ここでSpeakGainを使う役割は、選んだ一文を保存して聞き直すことです。

よくある質問

一番難しい英語の早口言葉は?

全員に共通する一番難しい例は決められません。苦手な音、文の長さ、繰り返す速さで変わります。この記事ならTruly rural.や長いBetty Botterが挑戦例ですが、順位を競うより、自分の録音で崩れる所を一つ選んでください。

子どもには何がおすすめ?

意味を絵にできるRed lorry, yellow lorry.や、短いSix thin things.から選ぶのが編集部の案です。親がお手本の音声を一緒に聞き、ゆっくり一まとまりをまねます。年齢だけで音の難易度を決めず、言いにくいならさらに短くしましょう。

速く言えれば発音は良くなる?

速さだけでは判断できません。狙った音を言い分けたか、語尾や語が抜けていないかを録音で確認します。ゆっくりでも音が混ざるなら、先に単語を聞いて言い直してください。

毎日何分練習すればいい?

編集部なら一日5分、一文・一音から始めます。意味とモデルを確認し、短く練習し、録音を一回直す所まで行います。5分は習慣を始める提案で、科学的に決まった最適時間や上達の期限ではありません。

意味が分からなくても練習できる?

音をまねる遊びはできますが、この記事の練習では先に意味を確認します。何を言っているか分かると、単語を落としたり順番を変えたりした時に気づきやすくなります。由来まで暗記する必要はありません。

カタカナの読み方を付けてもいい?

意味を思い出す補助にはできますが、発音のお手本として固定することは勧めません。sheとsea、threeとfreeなど、練習したい違いが同じカタカナへまとまることがあります。英文と音声を先に使いましょう。

L/Rだけを直したいならどれを選ぶ?

まずRed lorry, yellow lorry.を選びます。lorryの語頭のLとredのRを比べ、次にlorryの中のRを聞きます。Red leatherはthも含むため、初日から課題を増やしたくない時は後回しにしてください。

編集部の最終判断:一文・一音を、録音で確かめる

最初の一文は、短くて意味が分かり、自分が直したい音を含むものを選びます。 日本語話者向けの入口としてはRed lorry、She sells、Three free throwsの3つを勧めますが、今日は一つだけで十分です。意味を確認し、ゆっくり言い、まとまりをつなぎ、録音で一か所を直してください。

上達の目安は、難しい文を最速で言うことだけではありません。同じ音を普段の短文でも保てるかを次に試します。早口言葉は発音練習の素材として使い、会話の代わりにはしない、というのが編集部の判断です。

参考資料