ja

シャドーイング教材おすすめ6選|本・無料音声・動画を条件別に比較

シャドーイング教材を、スクリプトと短く練習できる範囲から選ぶ説明図

シャドーイング初心者が無料で始めるなら、編集部は英文スクリプトのあるBritish CouncilのA1 listening、日本語の説明が必要なら『改訂第2版 決定版 英語シャドーイング【入門編】』を選びます。 中級者が話題を広げるならBBCの6 Minute Englishを候補にし、どの教材でも「意味を確認できる・短く区切れる・文字を見て音声に合わせられる」の3条件を優先します。使い方は、聞く→英文と意味を確認→同時に読む→少し遅れて追う→一文を自分の話に言い換える、の順です。

この記事は、アプリ以外の教材を選ぶための比較です。再生機能や添削サービスを探している人はシャドーイングアプリの比較、音声に合わせず自分のペースで読む練習から始めたい人は英語の音読教材も参考にしてください。

比較の方法: 2026年10月15日に、提供元の公式説明、公開スクリプト、音声の案内ページを確認しました。編集部は今回、教材音声の試聴や本の通読をしていません。「向く人」は公式情報に基づく編集判断であり、試用レビューや効果の測定結果ではありません。教材の英文・音声は転載せず、練習例はすべて独自に書いています。

先に比較:本・無料音声・動画の6教材

表のレベルは提供元の表記です。「初心者向け」を独自にCEFRへ換算していません。長さは公式に確認できた単位だけを載せ、一律の表示がないものはその旨を記しました。無料は紹介した公開教材の範囲を指し、有料講座や通信料まで含みません。

教材 種類 提供元 公式レベル スクリプト 1回の長さ 費用 確認日
決定版 英語シャドーイング【入門編】改訂第2版 音声付きの本 コスモピア 入門・ゆっくりした素材 本で英文と日本語訳を確認 約1分のトラックに分割 書籍1,870円・税込 2026-10-15
A1 listening 学習用音声 British Council A1 Elementary 各教材ページのTranscript。確認例は下記 教材別・一律の分数なし 公開教材は無料 2026-10-15
Let’s Learn English Level 1 動画・会話音声の講座 VOA Learning English 初心者向け レッスン内の会話文 Lesson 1は動画5分/会話音声29秒 公開教材は無料 2026-10-15
6 Minute English 学習用番組音声 BBC Learning English Intermediate and above 公式のTranscript・ワークシート 約6分の番組形式 公開教材は無料 2026-10-15
Starting Out 連続ストーリー動画 British Council A1・A2 本文とTranscript PDF 回ごとに確認・一律の分数なし 公開教材は無料 2026-10-15
One Minute English:A1 短い話題別動画 ELLLO A1 Beginner Script。確認例は下記 約1分を掲げるシリーズ・個別に確認 公開教材は無料 2026-10-15

速さの比較: 入門書とA1 listeningは、提供元がゆっくりした音声だと説明しています。VOA、BBC、Starting Out、ELLLOは、今回確認した公式情報から全素材共通の速度や毎分語数を示せないため、速い順には並べません。自分で選んだ一文を聞き、文字を見た同時読みでも追えなければ、その範囲を短くするか、ゆっくりした教材へ戻るという基準で選びます。

各教材の入手方法・速度に関する根拠は、以下の紹介で説明します。音声の実測速度や音質の順位付けはしていません。公開ページがあることと、自分の地域・回線で動画を再生できることも別なので、買う前・練習を決める前にアクセスを確認してください。

初心者と中級者で、最初の教材を変える

日本語の説明がないと意味の確認で止まる人

編集部なら、英文と和訳を行き来できる入門書を選びます。無料音声でも、毎回調べる語句や文法が多ければ、練習を始める前に時間を使い切ります。買う価値があるのは音声の本数だけでなく、分からないところへ戻れる説明と順序です。

ただし、本を買えばそのまま話せるようになるわけではありません。すでに音声付き教材を持っているなら、まず一つのトラックで後述の5段階を試します。会話の場面や日本語解説から本を選びたい場合は、英会話の本の比較も参考になります。続かなかった理由が「再生位置に戻れない」なら、教材を増やすより再生方法を整えるほうが先です。

英文を読むと分かるが、音だけだと追えない人

無料からならBritish Council A1 listeningを選びます。編集部が重視するのは、難しそうな話題に挑戦することより、音声でつまずいた部分を文字で確かめ、もう一度同じ場所へ戻れることです。A1は大人が使ってはいけない教材という意味ではありません。仕事や買い物の場面もあり、やり直しの入口にできます。

日常会話は追えるが、意見や説明になると止まる人

内容を読んで理解できる回に限って、BBCの6 Minute Englishを候補にします。6分全部を毎日仕上げる計画にはしません。話の要点をつかんでから、発言一つ分を選び、同じ箇所を練習するほうが取り組む範囲を決めやすいからです。

映像があるほうが場面を想像しやすいならStarting Out、短い身近な話を選びたいならELLLOが別の入口になります。「動画だから上級」「本だから初心者」とは決めず、文字を見れば理解できるか、同時読みで戻れるかを先に見ます。

日本語の説明が必要なら音声付きの本、無料の短い会話ならA1音声、内容を理解できる中級者なら番組の一部を選ぶ図
編集部の選び方。最初から全種類をそろえず、一つの教材で短い一周を終えます。

音声付きの本:日本語解説と練習順序を一緒に用意する

『改訂第2版 決定版 英語シャドーイング【入門編】』:音だけでは手がかりが足りない人

向く人: 日本語訳で意味を確認し、手順に沿って練習したい初心者・再開者。英文を見ても理解に時間がかかる人が、海外サイトを何本も探し回る前の候補です。

確認した事実: コスモピア刊、玉井健著、2025年3月刊、定価1,870円(税込)の改訂第2版です。公式紹介では、ゆっくりした素材を約1分のトラックに分け、英文・日本語訳の確認から音声に合わせる練習へ進む構成を説明しています。この版ではCDが廃止され、版に対応した音声ページからMP3/ZIPを案内しています。出版社の書誌・内容紹介

編集部の判断(公式情報に基づく): この本を選ぶ理由は「入門」という名前だけでなく、ゆっくりした素材、分割したトラック、意味を確認する手順がそろう点です。自分で短い素材を探す負担を減らしたい人に向くと判断します。公式説明にある短期間の効果の表現を、この記事の成果保証には使いません。

使い方: 最初は一つのトラックを選び、聞く→本で意味を確かめる→文字を見て同時に読む→見ずに少し遅れて追う、までを短く回します。最後は、たとえば I want to make more time for reading.(読書の時間をもっと取りたいです)のように、自分の予定を独自の一文にします。この例は本の文ではありません。

注意: 同じ題名でも旧版と音声の提供方法が違います。CD付きのつもりでこの版を選ばず、購入する版とダウンロード案内を照合してください。音声の案内が公開されていても、本の英文・和訳まで無料という意味ではありません。

無料の学習音声:意味を確かめて同じ範囲へ戻る

British Council A1 listening:短い日常・仕事のやり取りから始める人

向く人: 費用をかける前に、短い会話で5段階を試したい人。英語の操作説明は読めるものの、一般向けのニュースでは難しすぎる人に勧めます。

確認した事実: British CouncilはA1 Elementary向けに、ゆっくり明瞭に話す際の身近な語句を理解する音声教材を提供しています。準備問題、音声、理解確認の課題があり、確認例のA request from your bossにはTranscriptとワークシートがあります。紹介しているのは無料教材で、有料レッスンの契約とは別です。A1の公式案内

編集部の判断(公式情報に基づく): 無料の最初の候補です。確認した職場の会話は、依頼と対応が文で追えるため、誰が何を頼んだのかを確かめてから練習範囲を選べます。ゆっくりという公式説明を、すべての人に簡単という保証にはしません。

使い方: 一つのやり取りを聞き、Transcriptで依頼の内容を確認します。同じ箇所を同時読みしてからシャドーイングし、最後に I’ll check the schedule after lunch.(昼食後に予定を確認します)など、自分の仕事に置き換えた一文を声に出します。この英文は編集部の自作です。

注意: 日本語訳が付く前提で選ばないでください。意味の確認に毎回長くかかるなら、日本語解説のある本か、さらに短い範囲に戻ります。ページごとにスクリプトと音声が開けるかも先に確かめます。

VOA Let’s Learn English Level 1:会話を含む講座を順番に進めたい人

向く人: 毎回テーマを探すより、レッスン順に進みたい初心者。映像で場面をつかみ、会話部分だけを繰り返したい人の候補です。

確認した事実: VOA Learning Englishは、初心者向けの52週構成の講座としてLevel 1を案内しています。Lesson 1の公式ページには会話文、動画、会話音声のMP3リンクがあり、表示上の長さは主動画が5分、Conversationが29秒です。ページの日付は2019年9月10日。既存の講座として紹介しており、毎週新作が増えるという意味ではありません。講座の公式説明

編集部の判断(公式情報に基づく): 一つのページの中で「説明を含む動画」と「練習する会話」を分けて選べる点を評価します。初日に5分全部を追うより、会話音声の短い範囲を対象にしたほうが、終える場所を決めやすいと考えます。Level 1をCEFRのA1と同じ意味には扱いません。

使い方: 会話部分を聞き、話者の役割と意味を会話文で確認します。同時読み→見ずに追う、へ進めたら、自己紹介の練習として I work at a small hotel near the station.(駅の近くの小さなホテルで働いています)など、自分に合う一文を別に作ります。これは講座の台詞ではありません。

注意: レッスンには発音練習など別の動画もあります。ページ全体の尺と会話の尺を混同しないでください。今回の確認は公開ページとリンクの確認であり、メディア再生の保証ではありません。使う回線で再生・ダウンロードできるかを先に確認します。

BBC 6 Minute English:内容のある話を短い範囲に切り出せる中級者

向く人: 日常的な短文に慣れ、身近な社会・科学などの説明を練習したい人。英文を読めば話の筋が分かることを選択条件にします。

確認した事実: BBC Learning Englishの公式教材案内は、6 Minute EnglishをIntermediate and above向けの無料番組として紹介し、スクリプトとワークシートを案内しています。2026年分として、2026年5月14日回の公式Transcriptも確認しました。約6分の番組形式で、すべての回を同じ速さとは扱いません。

編集部の判断(公式情報に基づく): 初心者の最初の一本には選びません。公式が中級以上を対象としており、説明の理解と音の追従を同時に始める負担があるためです。興味のある内容を理解したうえで、短く練習したい中級者に勧めます。

使い方: 最初に話題と結論を確認し、説明が完結する数文を選びます。その部分を聞き、Transcriptで意味を確かめ、同時読みとシャドーイングへ進みます。最後は内容をコピーせず、I find it easier to focus in the morning.(朝のほうが集中しやすいです)のような自分の感想を一文で話します。これは独自の例です。

注意: 専門語が多くて文を読んでも意味が取れない回は、いったん別の回へ替えます。Transcriptが音声と一致しているかも自分で確かめ、細部が違う部分を無理に追わないでください。番組全体を聞く時間と、声に出す範囲は分けます。ほかの番組との選び分けは英語学習ポッドキャストの比較で説明しています。

動画:場面や話者を手がかりに選ぶ

British Council Starting Out:会話の場面が見えたほうが取り組みやすい人

向く人: 音声だけだと状況が分からず、練習する台詞を決めにくい人。ストーリーに沿って、人物同士の短いやり取りを練習したい人です。

確認した事実: British CouncilのStarting Out公式案内はA1・A2向けの無料動画シリーズで、スクリプトと課題を提供しています。確認したEpisode 01には本文のTranscript、PDF、Support packへのリンクがあります。公開済みシリーズとして選び、新作の更新頻度は条件にしません。

編集部の判断(公式情報に基づく): A1音声の別案です。映像のほうが優れた教材だからではなく、公開スクリプトで話者と短いやり取りを確認できるので、練習する部分を決めやすいと判断します。毎回違う動画を探すより、同じ場面に戻りたい人に向きます。

使い方: まず場面を確認し、短いやり取りを聞きます。誰の発言かと意味をTranscriptで確かめてから、その一人分を同時読みし、続けて少し遅れて追います。最後は I’m meeting a friend after work.(仕事の後で友達に会います)のように自分の予定を一文にします。この例はシリーズの台詞ではありません。

注意: 映像や字幕を見続けたまま言う段階と、文字を外して音を追う段階は区別します。画面の内容を覚えただけで聞き取れたと判断せず、音だけでも同じ範囲へ戻れるかを確かめてください。

ELLLO One Minute English A1:身近な一つの話題を選びたい人

向く人: 昼食、友達、日々の習慣など、自分にも答えがある話題から始めたい人。長い連続講座より、今日取り組む短い一つを選びたい人の候補です。

確認した事実: ELLLOは無料のリスニング教材を公開し、One Minute EnglishにA1 Beginnerの分類を設けています。確認したWhere do you eat lunch?には動画、音声の要素、Scriptと無料PDFワークシートへの導線があります。「One Minute」はシリーズの名称であり、今回すべての動画を計測したわけではありません。公式一覧、提供内容

編集部の判断(公式情報に基づく): 公開文が短い身近な話題なので、意味の確認から自分の話へ移る練習に向くと考えます。公式サイトが「多くの教材」にスクリプト等があるとしている点も重視し、サイト全体の全動画に同じ機能があるとは言い切りません。

使い方: 一つの話題を選び、聞く→Scriptで確認→同時読み→シャドーイング、まで進めます。最後の自己表現には I’m taking a short walk after lunch these days.(最近は昼食後に少し散歩しています)という自作の一文を使えます。昼食の教材本文を言い換えたものではなく、自分の習慣を話すために独自に書いた例です。

注意: A1という表記だけで話者の速度が一定とは決めません。個別の動画の再生とScriptを確認し、聞こえ方が難しければ一文だけにします。日本語訳や日本語の操作説明も前提にしないでください。今回確認したページでは公開・更新日の明示がなく、確認日時点で利用案内のある公開教材として紹介しています。

教材を使う5段階:最初から追いかけない

以下は、初心者が意味を確かめながら進めるための編集部の提案です。本ごとの独自の練習法を否定したり、唯一の正しい順序としたりするものではありません。詳しい基本動作はシャドーイングのやり方を参照してください。

1.まず聞く:分からなかった箇所を一つ見つける

最初は声を出さず、選んだ短い範囲を聞きます。「全部分かったか」だけで判断せず、どこから聞き取りにくくなったかを一つ決めます。何の話かも分からないなら、その日は長さか難しさを下げます。映像で状況を把握する場合も、練習範囲は短く固定します。

2.英文と意味を確認:知らないまま回数を増やさない

スクリプトを開き、聞こえなかった部分の語と意味を確かめます。辞書や和訳で意味を調べても、すべての語を別々に発音するつもりで読まないようにします。何を伝える文か、どこで意味がまとまるかを確認し、音声に戻ってそのまとまりを探します。

3.オーバーラッピング:文字を見ながら同時に読む

英文を見て、お手本と同時に声を出します。ここでついていけなければ、文字を隠すのはまだ先です。一文に縮める、一度止めて読めるか確認する、といった戻り方を選びます。同時読みと少し遅れて追う練習の違いはオーバーラッピングのやり方で説明しています。

4.シャドーイング:文字を外し、少し遅れて追う

スクリプトを閉じ、音声を聞きながら少し遅れて声を出します。ずっと先の単語を思い出そうとして止まったら、同じ場所の文字と音へ戻ります。自分だけで最後まで言えたかより、お手本を聞き続けられたかを目安にしてください。暗唱とは分けて考えます。

5.一文を自分用に書き換えて言う

練習した話題から、自分が実際に言いたいことを一文だけ独自に書きます。この段階は、お手本と同じ内容を正確に追う課題から、自分の内容を伝える課題への切り替えです。教材の音源をそのまま使えるとは限らないので、まず文を見て自然に言えるか確かめます。

共通の自作例は I’m taking a short walk after lunch these days. です。「最近していること」を伝えるなら、散歩する場面を思い浮かべて言います。教材から覚えた長い文をそのまま貼り付けるより、今の自分が言いたい短い内容にするのが編集部の提案です。

聞く、英文と意味を確認、文字を見て同時読み、見ずに少し遅れて追う、自分の一文を話すという5段階の図
ついていけなければ、意味の確認と同時読みへ戻ります。最後の自己表現はシャドーイングと別の課題です。

1日10分なら、新しい教材を増やすより同じ短い範囲を終える

10分は編集部の開始案で、効果が出る最低時間ではありません。最初の2分で聞いて意味を確認し、次の3分で同時読み、次の3分でシャドーイング、最後の2分で自分の一文を言う配分なら、何をするかを決められます。意味の確認で時間を使った日は、同時読みまでで終えて翌日に続けてもかまいません。

翌日は、いきなり新しい回へ進む前に同じ範囲を一度聞きます。昨日落としたところをもう一度確認し、同時読みでまだ崩れるなら範囲を据え置きます。これは学習効果を点数で判定する方法ではなく、その日の作業量を決めるための目安です。

再開する人は「前はもっと難しい素材だった」と比較しなくて大丈夫です。まず一文を聞き、意味を確認し、自分の声で終えるところまで戻します。教材の購入数や動画の視聴本数では、口を動かした範囲が分からないためです。

10分の開始案。聞くと意味確認に2分、同時読みに3分、シャドーイングに3分、自分の一文に2分。時間は成果保証ではない
時間は調整してかまいません。意味が不明なまま次の段階へ進めないことを優先します。

編集部が勧めない教材の選び方・使い方

最初から速い一般向け素材で鍛えようとすることは勧めません。 英文の理解と口の動きの両方で止まると、何を直せばよいかが分かりにくくなります。速い回が好きでも、短くし、文字を見て同時読みできるかから確かめます。できなければ、速さへの根性勝負にせず、学習者向けの会話へ戻ります。

意味を確認せず、回数だけ増やすことも勧めません。 何を言っているか説明できないまま同じ音を繰り返しても、自分の話として使う段階へ移れません。一文の意味を言い直せるかを確認してから、音の練習へ戻るほうが課題を絞れます。

スクリプトなしの動画を、最初の反復教材にすることは避けます。 聞こえなかった語を検証する手がかりが乏しいからです。自動字幕しかない場合も、字幕に合わせて無理に読まず、提供元が用意した英文を確認できる素材を先に選びます。字幕の有無だけでなく、音声と同じ回の本文かを見てください。

毎日教材を乗り換える計画も勧めません。 「今日はどれにするか」で時間を使いやすいためです。新しい教材に替えるのは、意味を読んでも難しすぎる、音声が利用できない、扱いたい場面から離れすぎる、といった具体的な理由があるときにします。

自分で書いた一文を、次の日にも言える形で残す

教材で練習した内容と、自分の生活で話したい内容は必ずしも同じではありません。最後に作った一文は、ノートなどに場面と一緒に残し、翌日もう一度声に出します。たとえば昼食後の散歩なら、「いつもの習慣を同僚に話す」という場面まで決めると、読み上げる目的がはっきりします。

SpeakGainは当サイトの自社製品です。今回は上の自作英文を通常のAddから1枚のカードとして保存しました。LibraryのKnowledgeからLearn this cardを開くと、Listeningで英文が隠れ、音声を聞いて声に出すよう案内されます。Reveal answerで保存した英文を確認でき、再生ボタンで同じ音声をもう一度流せるところまで実機で確認しました。

この例では教材の文や音声を取り込まず、自分で書いた一文だけを使っています。シャドーイングの判定・採点として紹介するものではありません。画面は英語表示で、生成された解説も英語です。教材選びと5段階の練習はノートだけでも進められます。

SpeakGainの英語表示のListening画面。自作英文を隠し、音声再生と答え表示のボタンを表示している
実際のListening画面(英語表示)。画面のNative audioというラベルは、この例ではAI生成音声を指し、人間の録音ではありません。
自作例文のVikingによるAI生成音声。人間のネイティブ話者の録音ではありません。

よくある質問

初心者のシャドーイング教材は何から選べばいい?

無料ならBritish Council A1 listening、日本語解説が必要なら音声付きの入門書を選びます。名前や評判より、スクリプトで意味を確認でき、短い範囲を同時読みできるかを優先します。

無料素材だけでも練習を始められる?

始められます。この記事ではBritish Council、VOA、BBC、ELLLOの公開教材を紹介しました。地域・回線でメディアにアクセスできるか、使いたい回の英文が開けるかを先に確認してください。

スクリプトがなくてもいい?

初心者の最初の教材には勧めません。音が分からない箇所を検証できるよう、提供元の英文を確認できるものから始めます。日本語訳は必須ではありませんが、意味を自分で調べられる必要があります。

速すぎてついていけないときは?

最初に一文へ短くし、意味を確認して同時読みへ戻ります。速度変更が使える場合は一時的な補助にしてもよいですが、数字を下げることだけを目標にしません。それでも難しければ、ゆっくりした学習用音声を選びます。

本とアプリのどちらがおすすめ?

日本語解説と練習順序がほしいなら本、再生・反復の操作を整えたいならアプリを検討します。教材と再生道具は別の判断です。すでに使える音声付きの本があるなら、新しい教材サービスの契約より先に一つのトラックを試します。

YouTubeの動画でもいい?

使えます。ただし公式の投稿で、対応する英文を確認でき、自分の理解できる短い範囲を選べることが条件です。面白さだけで長い一般向け動画を選ばず、最初は学習者向け動画を候補にします。動画や字幕の無断転載はしません。

毎日何分、同じ教材を何日続ける?

まずは10分程度を開始案にし、日数より「意味が分かり、同時読みできるか」で範囲を決めます。難しい日は一文だけでもかまいません。何日で聞き取れるようになるという保証はありません。

音読やオーバーラッピングと何が違う?

ここでいうシャドーイングは、文字を見ずに音声を少し遅れて追う練習です。同時読みが難しい段階なら、文字を見て声を出す練習へ戻ります。別の練習をできていない扱いにせず、今取り組める段階を選びます。

編集部の最終判断:最初の一つは、意味を確かめて戻れる教材

無料で始める人にはBritish Council A1 listening、日本語の説明が必要な人には音声付き入門書を選びます。順番に学びたいならVOA、映像から場面をつかみたいならStarting OutやELLLO、内容を理解できる中級者が話題を広げるならBBCが候補です。

選んだ教材で、短い範囲を聞き、意味を確かめ、同時読みからシャドーイングへ進みます。最後に自分で書いた一文を話せば、その日の練習を「教材を追った」で終えず、自分が伝えたいことにつなげられます。次の教材を探す前に、まずその一周を終えるのが編集部の提案です。