英検準1級の単語の覚え方|単語帳・アプリを公式情報で選び、自分の一文で使う
公開日

英検準1級の単語は、準1級向けの単語帳かアプリを一つ主教材に決め、意味→例文→音→自分の一文→間隔を空けた復習の順で練習するのが編集部の提案です。必要な単語数・網羅的な語彙範囲は、今回確認した英検の公式資料には公式に記載なしで、教材の収録語数を合格条件にはできません。語彙問題で意味を選べるだけでなく、長文で意味を取る、作文や面接で正確に使うところまで確認しましょう。
英検準1級の単語帳・アプリは「何を続けたいか」で選ぶ
以下は順位ではなく、目的別の比較です。出版社・提供元の公式ページで確認した情報だけをまとめました。編集部が第三者の本を読んだり、アプリを使用したりして効果を比較した表ではありません。「こういう人に」は、確認した仕様から考えた編集部の判断です。
| 名前 | 提供元 | 収録語数〔公式記載〕 | 音声 | 特徴 | こういう人に〔編集部判断〕 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 英検準1級 でる順パス単 6訂版〔本〕 | 旺文社 | 目次に単語1,600・熟語300、別に分野別表現200・ライティング/スピーキング表現70 | 無料音声。ダウンロード・英語の友に対応 | 出題頻度に基づく配列、単語編の確認テスト、表現編 | 紙で進捗を確かめ、表現にも進みたい人 | 2026-10-16 |
| 出る順で最短合格!英検準1級 単熟語EX 第2版〔本〕 | ジャパンタイムズ出版 | 約2,400語句 | 全見出し語句・例文の無料ダウンロード音声 | コロケーションを押さえた例文、語源・類義語・反意語・派生語の情報 | 語の意味に加え、使い方や関連情報も確かめたい人 | 2026-10-16 |
| 英検 でる順パス単 準1級(5訂版)〔英単語 by 物書堂のコンテンツ〕 | 物書堂〔収録書籍:旺文社〕 | 確認した提供元ページに総数の記載なし | 全見出し語・語義・例文。自動再生・速度等の調整 | iOS向け。苦手語の絞り込み、選択・記述問題 | 対応端末で、苦手語を選んで繰り返したい人 | 2026-10-16 |
各教材の対象は準1級です。単語・熟語・表現の区切り方が異なるため、数字を足したり大小だけで優劣を付けたりしません。とくに紙のパス単は6訂版、物書堂の確認ページは5訂版です。名称が似ていても、同じ内容・版だとは判断できません。アプリの提供元ページにある「最新5訂版」という説明を、紙の最新版の意味には読み替えません。
これらは日本語の説明を使う日本の試験対策教材です。音声を使える環境、書き込みの要否、復習に使う時間を先に決めましょう。アプリでは必要なOS、教材の版、教材と機能の利用条件を提供元で確認してください。ここでは購入先へのリンクや表紙画像は掲載していません。
編集部なら、一つの主教材と補助する道具を分ける【意見】
紙を開く習慣がある人は、単語帳と付属音声から始めます。移動中に短い確認を続けたい人は、苦手語へ戻れるアプリを候補にします。どちらが記憶に優れるかをこの比較で測定したわけではありません。翌日に、答えを隠して復習できるかを選ぶ基準にします。
同じ語彙範囲の本とアプリを並行して使う場合も、どちらを進捗の基準にするかを決めます。本では「覚えた」、アプリでは「未学習」と記録が分かれると、何を戻せばよいか迷うからです。教材を増やすのは、今の教材で不足する役割を具体的に言えるときに限る、というのが編集部の方針です。
幅広いアプリの比較は英単語アプリの選び方、語彙以外も含む用途別の整理は英検対策アプリの使い分けにまとめています。ここでは準1級の語彙学習から、文として使うまでを扱います。
英検準1級の単語を覚える五つの手順
以下は編集部が提案する練習手順です。英検が指定した学習法や、全員に共通する最適な復習間隔ではありません。
| 段階 | やること | 確認方法 |
|---|---|---|
| 意味 | 主教材で、その語の品詞と文中の意味を確認する | 訳を隠して、今回の意味を説明できるか |
| 例文 | 誰が何をする文か、一緒に使う語まで読む | 単語の訳だけでなく、文全体を説明できるか |
| 音 | 教材音声で強勢と音を確かめ、短く声に出す | 文字を閉じ、音からその文の意味が取れるか |
| 自分の一文 | 自分の意見と理由を、短い文で書く | 語法が合い、なぜそう思うか伝わるか |
| 間隔復習 | 時間を空け、答えを見る前に思い出す | 意味・音・使用のどこで止まったかを分ける |
一日に見る全語について長い作文を書く必要はありません。まず主教材の範囲を進め、その中から自分でも使いたい語を一つ選び、短い一文へ移します。新しい語を増やす時間と、以前の語を取り出す時間を両方残してください。一般的な暗記の仕組みや復習の工夫は英単語の覚え方で詳しく扱っています。
必要な単語数は? 公式の目安と教材の語数を分ける
英検の準1級案内は、およそ大学中級程度で、社会生活で求められる英語を理解し使用する力を目安としています。しかし、今回確認した案内・試験内容ページに、合格に必要な固定の単語数や網羅的な出題語彙リストは公式に記載なしです。「この数まで覚えれば合格」とは言えません。
単語帳の約2,400語句などは、出版社がその教材に選んだ収録内容です。すでに知っている基礎語を含めた学習者の総語彙数でも、英検協会が示した合格条件でもありません。派生語、熟語、複数の意味をどう数えるかも違います。別の教材の数字と単純に比較しないでください。
編集部なら「何語増えたか」に加えて、公式問題のどこで理解が止まったかを記録します。語が分からないのか、知っている訳では文脈に合わないのか、音では分からないのかを分けると、次に戻る場所が決まります。準1級の公式過去問・音源を手元で開き、問題や単語リストを転載せずに確認しましょう。
2級の単語に戻るべきかも、この診断で考えます。文の中心になる基本動詞や接続表現で繰り返し止まるなら、手元の基礎教材でその箇所を補います。準1級向けの本を最初から全て理解できないからといって、一律に最初の級へ戻す必要はありません。逆に難しい見出し語だけを追い、基本語の使い方を放置するのも避けたい進め方です。
同じ語を、語彙問題・長文・作文・面接でどう使う?
準1級の公式試験内容では、短文の語句空所補充、長文の語句空所補充と内容一致、英文要約と意見論述、聞き取り、面接が案内されています。以下の練習上の分け方は、その形式を踏まえた編集部の提案です。
語彙問題では、訳の一致より「文に収まるか」まで戻る
選択肢の日本語訳を言えたのに間違えた場合は、正解語だけを追加して終えません。文の主語、動作の相手、前後のつながりを確かめます。反対方向の意味を選んだのか、一緒に使う語を取り違えたのかで、復習すべき部分は違います。
たとえば本記事の練習語は preserve です。「保護する・保存する」という意味だけでなく、何を保護するのかを含めて文を読みます。ここで覚えるのは訳語を唱える速さだけではなく、文中で意味を選ぶ判断です。実際の出題語や出題を保証した例ではありません。
長文では、知っている語でも今回の意味を取り直す
長文を読みながら全ての未知語を調べると、段落が何を説明していたかを見失いやすくなります。編集部なら、最初は答えの根拠や中心内容に関わる語へ印を付け、解いた後に確認します。接続表現や主語も見て、語句の意味を本文全体の関係へ戻します。
復習では、元の一文を読み直した後、段落の要点を日本語で短く説明します。「単語の意味は分かったが、何の例か分からない」なら、次の練習は単語追加だけでは解決しません。段落関係へ戻る必要があります。
ライティングでは、難語を増やすより正確に言う
作文で使う語は、意味だけでなく目的語や語の組み合わせまで確認します。知らない難語を使うために主張を変えると、問いへの答えがずれることがあります。自分で確かめられる表現で、立場と理由を明確にするのが編集部の優先順位です。
要約では、原文の情報を保つ必要があります。類義語へ置き換えた結果、対象や強さを変えていないか見直してください。単語を言い換えただけで要約が完成するわけではありません。要約・意見論述の手順は英検準1級ライティングで扱っています。
面接と聞き取りでは、文字なしで意味へつなぐ
見れば分かる語でも、聞いた直後に意味を取れないことがあります。教材の音声を聞き、文字で確かめ、もう一度文字を隠します。意味が分からなかった箇所と、知っている語の音がつながらなかった箇所を分けてください。
面接準備では、自分の意見を短く話してみます。覚えた難語が出ないときは、言える表現で理由を続け、後で語法を調べます。語を一つ使えたかだけでなく、質問に答えたかも確かめましょう。録音練習は自宅で行い、本番では面接中の録音等をしないでください(英検公式の受け方)。
自分の一文にする:preserve を使った練習例
次の英文は編集部が新しく作った例です。出版社の例文や英検の問題文ではありません。公式の級別単語リストに基づいて「準1級だけの単語」と認定したものでもなく、社会的な話題の意見を述べるための練習語として選びました。
Cities should preserve public gardens because they give residents a quiet place to relax.
都市は公共の庭園を守るべきです。住民が静かにくつろげる場所になるからです。
最初に preserve を動詞として確認し、「公共の庭園を守る」というまとまりを読みます。次に because 以下が、その意見の理由になっているかを確かめます。単語の意味を知る練習と、理由を説明する練習を一文の中でつなぎます。
音声を聞く段階では、preserve の強勢と、文中での音を確かめてから声に出します。速く読むことを目標にせず、何を守り、なぜそうするのかを伝えます。文字を隠したら、日本語の全文を一語ずつ置き換えるより、立場と理由を思い出して短く話してください。
自分の一文に直すときは、まず守りたいものと理由を考えます。元の英文を丸ごと暗記するだけでなく、別の理由でも説明できるかを試します。ただし、同じ日本語の「守る」でも、全ての対象に同じ英語動詞が自然に使えるとは限りません。新しい組み合わせは辞書の用例や先生への質問で確かめます。
この一文は作文や面接の完成答案ではありません。英検の問いに合わせて複数の理由を展開したり、要約で必要な情報を選んだりする練習は別に必要です。語彙を使う短い練習と、本番形式の答案を作る練習を混同しないようにします。
SpeakGainへつなぐ場合
単語帳で意味を確認した後、自作の一文を音声と一緒に練習する道具としてSpeakGainの紹介も参照できます。今回は上の自作英文を、実際にAddから通常のカード作成で保存しました。LibraryでそのカードのKnowledgeを開き、Learn this cardへ進むと、Listeningでは英文が隠れ、生成音声が自動再生されました。聞こえた内容を推測して声に出す案内があり、Reveal answerを押すとAnswerで保存した同じ英文を確認できました。これは自作の一文を聞いて声に出す練習の確認で、英検の語彙問題や模試、答案・発音の採点、スコア予測を行ったものではありません。
上の自作英文を聞く:VikingのAI生成音声
この英文のために1回だけ生成した音声です。音声を聞いた後、文字を隠して意見と理由を声に出す練習に使えます。
編集部なら3か月でこう語彙を増やす【意見】
以下は約12週間を使う編集部の計画例です。合格に必要な期間や、学習効果を実証した配分ではありません。高校生は定期試験、大学生は課題、社会人は仕事の繁忙期を見込み、最初の2週間の実績で量を調整します。全技能の時間配分は英検準1級の勉強計画へ進んでください。
1〜4週目:一つの主教材で、不足の種類を知る
初めに公式問題を解き、語が分からない箇所、文脈を取り違えた箇所、音で分からなかった箇所を分けます。そのうえで主教材を一つ選びます。毎日の新出語は、翌日にも戻せる量にします。たとえば15分の枠なら、前の語の再確認に5分、新出語と例文に7分、自作一文に3分から試す、というのが編集部案です。
数字は達成義務ではありません。前日分を思い出せないまま新出語を積む状態なら、新出語を減らします。逆にすでに知っている語に毎回同じ時間を使う必要もありません。意味は分かるが使い方が曖昧な語へ、例文を読む時間を寄せます。
5〜8週目:読める語と、使える語をつなぐ
主教材を続けながら、読解や聞き取りでつまずいた箇所へ戻ります。全部を新しい単語帳へ写すより、教材の位置と不足の種類を短く残すのが編集部案です。自作一文は毎日大量に作るより、後日もう一度言えるか確認できる数に絞ります。
週の終わりには、答えを隠して意味を言う確認と、短い意見を作る確認を分けます。意味はすぐ言えるのに目的語が出ないなら、例文の組み合わせへ戻ります。文は書けるが話すと止まるなら、短くして声に出すところからやり直します。
9〜12週目:新しい教材より、未解決の語と本番形式を優先
残りの期間は、主教材の弱点と公式問題の復習をつなぎます。直前に別の大きな単語帳を始めるより、何度も止まる語、音と意味がつながらない語、作文で誤用した語を優先します。未知語があっても本文の根拠を探す練習、言える語で理由を続ける練習も残します。
最後の判断材料は周回数だけではありません。別の文で理解できたか、前回直した語法を次の一文でも守れたかを確認します。語彙問題の練習量を増やして作文や面接を後回しにしないことを、編集部は重視します。
忘れた語は、答えを見る前の確認へ戻す
復習日は、たとえば翌日、数日後、1週間後から試せます。これは編集部の開始案で、全員に最適な固定間隔ではありません。「見直したら分かった」と「見なくても思い出せた」を区別するため、初めに答えを隠します。失敗したら意味・例文・音を確かめ、その後にもう一度取り出します。
忘れたことを記録するだけでは次が決まりません。「意味」「音」「使用」の三つで、どこに戻るか残すと簡潔です。意味を忘れた語は文脈つきで確認し、音で止まった語は短い音声へ、使えない語は目的語や前置詞を含む例へ戻します。同じ日に続けて正解しただけで完了にはしません。
復習がたまった日は、新出語を減らす選択も必要です。新しい範囲だけ進むと、復習の負担が増え続けます。今日は戻る日と決め、短い確認を終えてから新出語へ進む方が、編集部の計画としては管理しやすくなります。特定の間隔による記憶率を保証する主張ではありません。
編集部が勧めない覚え方と、その理由
意味だけの一問一答を大量に回し、それだけで終える方法は勧めません。一問一答は意味確認の入口には使えますが、例文での組み合わせや音、問いに応じて使う操作を確認できないからです。短い意味確認の後に、使いたい語の例文と自作一文を一つ加えます。
複数の単語帳を同時に最初から始める方法も勧めません。重なる語を何度も見ながら、どちらの復習も残ることがあります。一冊目が担えない用途を説明できるまでは、主教材と補助音声で進めるのが編集部の判断です。教材の数が少ないほど必ず成績が上がる、と測定した結論ではありません。
難しい語を作文へ無理に入れる方法も避けます。知らない組み合わせを推測で書くと、意図と違う意味になる場合があります。本文の問いに答えることと、語法を確かめることを優先してください。
語数だけで合格を予測する方法も勧めません。公式の固定必要語数は記載なしで、要約や理由説明など別の操作も必要だからです。教材を終えたら合格と考えず、公式問題に戻って何ができるようになったかを確かめます。
よくある質問
英検準1級は何語覚えればよい?
今回確認した英検公式資料に、必要な固定の単語数は公式に記載なしです。教材の収録語数とは区別し、公式問題で不足する語を文中で確認してください。
単語帳は一冊でいい?
編集部なら主教材は一つから始めます。一冊で合格を保証する意味ではなく、復習を管理するためです。不足は公式問題で確かめ、必要な役割が分かってから補助教材を考えます。
アプリと本はどちらがおすすめ?
紙で例文を確かめたい人は本、対応端末で苦手語を絞って戻りたい人はその機能のあるアプリが候補です。音声、版、利用条件も確認し、続けられる方を主教材にするのが編集部案です。
熟語は後回しにしてよい?
編集部は主教材の熟語範囲も計画に含めます。動詞だけの意味からまとまり全体の意味を決めつけず、前置詞や目的語を含めて例文で確認します。熟語リストをここへ転載することはしません。
覚えてもすぐ忘れるときは?
新出語を減らし、時間を空けて答えを隠して確認します。意味・音・使用のどこで止まったかを分け、その箇所へ戻すのが編集部の提案です。何回見れば必ず覚えられる、という保証はありません。
何か月で覚えられる? 3か月で間に合う?
開始時の知識と学習枠によって違います。この記事の3か月案は編集部の配分例で、英検公式の必要期間ではありません。最初の2週間で復習が回るかを見て、新出語の量を調整します。
書けるのに面接で出てこないときは?
一文を短くし、文字を閉じて意見と理由を話してみます。止まった語は語法と音を確認します。単語帳の訳を覚える確認と、質問に答える発話練習は別に設けてください。
古い版を持っていたら買い直す必要がある?
一律には決められません。今回の公式情報では紙のパス単6訂版に内容の見直しと表現編の新設があります。一方、物書堂の確認ページは5訂版です。手元の版と公式案内を照合し、足りない役割を考えてください。
編集部の最終判断:教材は絞り、確認する使い方を増やす
編集部なら、一つの主教材で意味と例文を確認し、音を聞き、自作の短い意見と理由に移し、時間を空けて取り出す流れを選びます。教材の網羅性を比べる前に、自分が戻って復習できる条件を決めることを勧めます。
そして週の中で、語彙問題、長文、作文、面接のいずれかへ戻します。難しい語を知っているだけで終えず、「別の文で理解できるか」「自分の意見を正確に伝えられるか」を次の判断材料にしてください。
公式情報・参考資料
- 英検 準1級の過去問・級の目安
- 英検 準1級の試験内容・面接の受け方
- 旺文社:英検準1級 でる順パス単 6訂版
- ジャパンタイムズ出版:準1級単熟語EX 第2版の案内
- 物書堂:英検 でる順パス単 準1級(5訂版)
公式情報の確認日:2026年10月16日。英検は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本記事は同協会の公式教材ではありません。教材の選び方・練習手順・期間配分は、明記したとおり編集部の意見です。