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英語の多読のやり方|レベルの選び方・研究で分かる効果・話す練習まで

易しい段階から少し厚い読み物、開いた本、自分の言葉で話す吹き出しへ進む図

英語の多読は、辞書に何度も頼らず内容を追える、易しくて興味のある英文を継続して読む方法です。初めは語彙や文法を調整した graded readers(段階別読み物)の低いレベルを試し、話の筋が分かり、続きを読みたくなる本を選んでください。話す練習もしたいなら、読書のあとに本を閉じ、自分で書いた短い感想や要約を声に出す時間を少し足します。

ここでは大人と中高生に向けて、多読の原則、出版社ごとのレベル表示、研究の読み方、最初の一週間を説明します。特定の本のおすすめは初心者におすすめの洋書と編集部の選び方にまとめています。本記事で決めるのは、たくさん買う前に「どの難しさを、どう読むか」です。

多読と精読の違いは?目的を先に決める

Extensive Reading Foundation(以下ERF)は、易しい文章で読む技能を練習する多読と、語彙や文法などを丁寧に学ぶ精読を、補い合うものとして説明しています。多読は文章の内容を楽しむこと、精読は言葉の仕組みを確かめることに重点があります。ERF公式ガイド、本文2ページ

比較する点 多読(extensive reading) 精読(intensive reading)
主な目的 内容を追いながら、読む経験を重ねる 語彙・文法・構文を丁寧に理解する
選ぶ難しさ 自分にとって易しいもの 学びたい表現や構文を含むもの
読む範囲 興味を保って読み続けられる範囲 短い範囲を詳しく扱う
辞書や分析 流れを止めるほど必要なら難度を見直す 必要に応じて調べ、文の仕組みを確認する
終わったあとの確認 誰が何をしたか、大まかに思い出せるか 調べた箇所や文の構造を説明できるか

編集部の意見: 最初から全部を一度にやろうとせず、読む時間と調べる時間を分けることを勧めます。毎行の和訳と単語帳作りを必須にすると、多読のために用意した時間が精読だけで終わりやすいからです。精読も必要なら、読書とは別の短い時間に置けば両立できます。

たとえば学校で難しい長文を一段落分析した日は、帰宅後に同じ難度の本で自分を試す必要はありません。易しい短い物語を読んで場面を楽しむ時間にします。大人の学び直しでも、仕事の専門文書を辞書で読む時間と、気楽に読み進める時間は分けて構いません。

今日の練習: 本を開く前に「今日は内容を楽しむ」「今日はこの一文の文法を確認する」のどちらかを決めてください。多読を選んだのに分析が続くなら、努力を増やす前に本を替えます。

graded readers のレベル表:数字は出版社ごとに違う

Graded readers は、英語学習者が読めるように語彙や文法などを調整した読み物です。ERFも、多読の入り口としてこの種類を説明しています。ERF「What is ER?」。「原作を知っているから読めるはず」と一般向け原書に飛び込む前に、英語自体の負担を調整できる選択肢があります。

以下は2026年10月15日に各出版社の公式ガイドを確認した比較です。見出し語数(headwords)は、その段階で使う基準語彙の規模で、本全体に出てくる単語の延べ数ではありません。IBCは「使用語彙」と表記しているため、その名称のまま示します。

シリーズ 出版社 レベル数 見出し語数・使用語彙の範囲 公式出典・確認日
Oxford Bookworms Library Oxford University Press 7段階:Starter+Stage 1〜6 250〜2,500 headwords 公式レベル案内・2026-10-15
Penguin Readers(Penguin Random Houseのシリーズ) Penguin Random House 8段階:Starter+Level 1〜7 350〜2,500 headwords 公式ハンドブック、本文3ページ・2026-10-15
ラダーシリーズ(一例) IBCパブリッシング 5段階:Level 1〜5。Special Editionは別枠 Level 1〜4:使用語彙1,000〜2,000語、Level 5:語彙制限なし 公式レベル案内・2026-10-15

同じ公式資料を段階順に並べると、Oxford Bookwormsは 250/400/700/1,000/1,400/1,800/2,500、Penguin Readersは 350/550/700/1,000/1,200/1,600/2,000/2,500 headwordsです。ラダーシリーズは 1,000/1,300/1,600/2,000/制限なし。出版社の語彙リストや文法の設計が同一とは限らないので、数が近くても同じ読み心地とは限りません。

Penguin Readersには旧来のPearson系の本もあるため、手元の本の出版社とシリーズを確かめてください。この表はPenguin Random Houseの公式ハンドブックにある系列の値です。表の数値を別の系列の本へ当てはめないでください。

編集部の意見: 「高校生だからLevel 3」「試験で中級だから中間の段階」とは決めません。最初は入手できるシリーズの低い段階から試し読みします。初級の文法に見覚えがあっても、まとまった文章を楽に読めるかは別に確かめたいからです。

たとえば「Level 1ならどれも同じ」と思うと、Oxfordの400 headwordsと、ラダーシリーズの使用語彙1,000語を取り違えます。これは優劣ではなく設計の違いです。100語の試し読みの中に知らない語がどれくらいあるか、人物や出来事が頭に残るかを見るほうが、自分の入り口を探せます。

今日の練習: 候補の本について、シリーズ名・出版社・段階・基準語彙・本文の長さを別々にメモしてください。図書館ではシリーズ名で蔵書検索し、見つからなければ司書に段階別英語読み物があるか尋ねます。電子版は利用資格と対象巻を自分の図書館で確認し、契約が必要なサービスを無料と決めつけないようにします。

編集部なら開始レベルをどう選ぶか:易しさを試し読みで確かめる

ERFのガイドは、既知語が約98%なら速く高い理解度で読みやすく、未知語が多い場合は負担が増える、と説明しています。これは本文の単語をどれくらい知っているかの目安で、「内容を98%理解するまで読み直す」という意味ではありません。ERF公式ガイド、本文3〜4ページ

多読の開始レベルを選ぶ三つの確認。少し読む、筋を思い出す、続けたいかを確かめる。止まり続けるなら易しい段階に替える
レベル表は入口。最終判断は「読めるか」と「読みたいか」です。試す時間は編集部案です。

編集部の意見: 私たちなら、気になるジャンルの低い段階を5分ほど読み、本を閉じて「誰が、どこで、何をしたか」を日本語で思い出します。次に、同じ段階の別の本も少し読みます。一冊だけでは、背景知識に助けられているのか、英語が合っているのかを分けにくいからです。5分は試す作業を小さくするための案で、研究で決まった合否時間ではありません。

仮に100語の範囲に知らない語が2語なら、単純な割合では既知語98%です。しかし知っている単語ばかりでも、代名詞が誰を指すか分からなかったり、場面を毎文読み直したりするなら負担は高いままです。逆に一つの地名を知らなくても、旅行中の二人が何をしているか追えれば読み進められます。未知語を数えるだけで合否を出さないでください。

今日の練習: 試したあと、次の三つを一行ずつ書きます。

  • 内容:人物と出来事を思い出せたか。
  • 負担:辞書や読み直しで何度も止まったか。
  • 興味:次の場面を知りたいか。

筋が分からなければ一段易しい本へ、筋は分かるのに退屈なら同じ段階の別ジャンルへ替えます。楽に読めても、すぐ上へ移る義務はありません。同じ段階で好きな話を楽しむことも、多読の大切な時間です。学年や年齢に合う題材も確認してください。成人向けの話題を含む本なら、中高生は内容案内も見てから選びます。

一冊を買うまでの細かい判断は、最初の洋書の選び方でも説明しています。和訳を支えにしたい場合は対訳本で英語を読む方法を参照し、多読の時間が日本語だけで終わらない使い方を選んでください。

多読の原則:全部訳さず、自分で選び、合わなければ替える

ERFは、比較的易しいものを自分で選び、内容に関心を持って読むことを重視しています。完全な逐語理解よりも読書を進めることに重点があります。ERF「What is ER?」。「簡単な文章だけでは勉強にならない」と感じる人も、すでに知っている英語を続けて処理する練習だと考えてください。

編集部の意見: 再開する人には「易しい」「興味がある」「替えてよい」の三つを先に勧めます。知らない語を無理に全部飛ばすことを、新しい我慢のルールにしないでほしいからです。読みやすい本を選ぶことと、細部にこだわりすぎないことを組み合わせます。

たとえば、二人の友人が落とし物を探す話なら、バッグの色を表す語が一つ分からなくても、誰が探し、誰が助けたかを追えるかもしれません。しかし登場人物の関係や、落とした物そのものが分からず、場面が想像できないなら、飛ばし方だけの問題とは言えません。易しい本や、説明の分かりやすい別の話を試します。

今日の練習: 最初の区切りまでは一語ごとの和訳を書かず、出来事を追います。気になった語に軽く印を付ける程度にし、辞書を使う必要が出たら理由を確かめます。「筋が追えない」「何度も出る」「自分で使いたい」の判断は、洋書でわからない単語を調べるか飛ばすかで詳しく扱っています。ここでは、本自体を替える判断を忘れないでください。

辞書を一回使ったら失敗、途中でやめたら負け、という採点はしません。読み終わることにこだわって、次の日から英語の本を開かなくなるなら、本を替えるほうを選びます。購入費が気になるなら、最初から大量にそろえず、試し読みや借りられる範囲で難度を確認しましょう。

多読の効果:研究で分かっていることと、言えないこと

Nakanishi(2015)のメタ分析は34研究、計3,942人をまとめ、比較群との群間比較で効果量 d=0.46 を報告しています。著者は、多読が読解能力の向上に役立つことを示す結果として解釈しています。論文・DOI: 10.1002/tesq.157。dは標準化した差の指標で、「読解力が46%上がる」「全員に同じ効果がある」という意味ではありません。

またHamada(2020)は、多読の比較研究で、集団の違いや選択バイアスが効果の推定に影響する問題を検討しています。授業条件や評価方法を考えず、研究の数字をそのまま個人の成果予測に使うのは適切ではありません。論文・DOI: 10.3389/fpsyg.2020.00617。研究は多読を取り入れる根拠になりますが、あらゆる条件で同じ伸びを保証するものではありません。

研究の結論の読み分け。読解への効果を支持する研究はあるが、特定の冊数で話せるという保証や個人の達成期限には変換できない
測定された技能と、これから伸ばしたい技能を分けて考えます。

編集部の意見: 多読は「英語の内容を読み続ける力」のために採用し、会話の万能薬としては勧めません。読むことを通じて使える表現に出会えても、それを口から出す時間は別に確保したいからです。ここで挙げた読解の研究から、特定の冊数で流暢に話せるという結論は出しません。

たとえば三週間後に面接がある人が、多読だけで準備を済ませるのは、目的と練習がずれています。読む習慣は保ちつつ、実際に自分の経験を説明する練習も行います。一方、英文を読むたびに疲れてしまう人なら、易しい話を読み続ける枠を作ること自体が目的に合っています。

今日の練習: 今の目標を「読むときに何度も止まらない」「短い感想を自分で言う」のように行動で書いてください。前者は読書の負担や内容理解で、後者は本を閉じて発話する場面で確かめます。昨日より多く読めたことと、会話の質問に答えられたことを、同じ成果として数えないようにします。

最初の一週間:毎回の量より、次も読める条件を作る

ERFのガイドは、実際に本文を読み、興味と難しさを確かめて選ぶことを勧めています。ERF公式ガイド、本文4ページ。だから最初の週に確かめたいのは、背伸びした本を何冊終えるかより、自分が読み続けられる条件です。

以下は編集部の開始案です。 一週間で能力が完成するプログラムでも、研究で検証済みの時間配分でもありません。大人なら夕食後、中高生なら宿題の前後など、落ち着いて本を開ける場所を一つ決めます。忙しい日は短くし、抜けた日の埋め合わせで翌日の負担を倍にしなくて構いません。

日 読む前・読んでいる間 読んだあと
1日目 低い段階の候補を5分ずつ試す 筋・負担・興味を一行ずつ記録し、一冊を選ぶ
2日目 選んだ本を10分ほど読む 誰が何をしたか、日本語で短く思い出す
3日目 同じくらいの時間、続きを読む 止まり続けるなら一段易しくする。退屈なら別の話へ
4日目 内容を追い、読書中は感想文作りをしない 自分の英語で感想を一文だけ書く
5日目 前回の続きか、同じ段階の別の本を読む 感想の一文を見て言い、次に見ずに言う
6日目 無理のない区切りまで読む 本を閉じ、短い要約を自分の言葉で話してみる
7日目 読みやすかった部分や別の候補を試す 同じ段階を続けるか、易しくするか、少し上を試すか決める

たとえば二日目に10分で一話が終わらなくても、その日はそこで終えます。三日目に続きが気になれば、同じ本を続ける理由があります。反対に内容を思い出せず、前のページに戻り続けるなら、時間を増やすよりレベルを調整します。読み切っていないことだけで、継続の失敗とは判断しません。

今日の練習: 記録は「読んだ範囲/読みやすさ/覚えている出来事」の三項目だけから始めます。「3ページ、楽、友人がバッグを探すのを手伝った」の程度で十分です。語数も記録したいなら追加して構いませんが、その数字のために筋が追えない本を読み流さないでください。

一週間後も楽に読める本があれば、同じ段階で続けます。上の段階を試すときも、今の本を捨てる必要はありません。新しい段階が重ければ戻る先を残す、というのが編集部の選び方です。学年末や繁忙期などで中断した場合も、前に到達した最高段階を守ることより、今日すぐ読めるものから再開するほうを勧めます。

読んだことを話す練習へ:短い要約と、自分の一文

ERFのガイドには、読後に内容を語り直したり、好きだった点を話したりして理解を確かめる案があります。理解の確認は母語で行ってもよいとされています。ERF公式ガイド、本文9ページ。内容をつかめたかの確認と、英語で話す練習は、同じ難しさではありません。

編集部の意見: まず読書の楽しみを保ち、話す練習を足す日は読後に短く行います。毎ページを英語で要約する義務にすると、次のページを読む負担まで増えるからです。出来事を三つ並べる要約と、気持ちを一つ伝える感想を分けると、何を言いたいか決めやすくなります。

読後の練習。出来事を思い出す、自分の感想を一文で書く、聞いて声に出す、人物を変えてもう一度言う
本の英文を転載せず、読んだあとに自分が言いたいことを作ります。

以下は、この説明のために考えた架空の話です。二人の友人がいて、一人がバッグをなくし、もう一人が探すのを手伝うとします。本を閉じたあと、編集部なら次のように短く話してみます。すべて編集部の作例で、書籍からの引用ではありません。

Two friends were walking home. One of them lost a bag. They looked for it together.

二人の友人が帰宅中でした。一人がバッグをなくしました。二人は一緒にそれを探しました。

要約は物語の出来事、感想は読んだ自分の判断です。今回、聞いて言う練習に使う感想は次の一文です。

I liked the story because the two friends helped each other.

二人の友人が助け合ったので、その話が気に入りました。

まずこの文を見て、自分が言いたい意味と合っているか確かめます。次に見ずに言ってみます。難しければ、最初は I liked the story. だけでも構いません。理由を足すのは、最初の部分を言えるようになってからにします。文章全体の正確な再現より、自分が伝えようとした内容を言えたかを見てください。

今日の練習: 自分で言う一文に慣れたら、人物だけを変えます。

I liked the story because the two sisters helped each other.

二人の姉妹が助け合ったので、その話が気に入りました。

これは書籍本文の穴埋めではなく、自分で作った文の言い換えです。実際に読んだ話が姉妹の話でなければ、出来事を変えずに自分の感想に合う語を選んでください。覚えた文をそのまま口にするだけで終わらず、何について話しているかを意識するための練習です。

声に出すところで詰まる場合は英語の音読のやり方へ、出来事の順番がまとまらない場合はリテリングのやり方へ進んでください。本を読み進める練習と、文字を見て読む練習と、自分で話を組み立てる練習を、目的に合わせて使い分けます。

SpeakGainは当サイトの自社製品です。今回は上の自作英文を、通常のAdd画面から1枚のカードとして保存しました。LibraryのKnowledgeからLearn this cardへ進むと、Listeningでは英文が隠れ、音声を聞いて声に出すよう案内されます。再生操作と、Reveal answerで保存した英文が表示されるところまで実機で確認しました。

読後に自分で書いた感想だけを保存し、聞いて言う使い方です。画面は英語表示で、生成された解説も英語です。ノートに書いた一文でも練習はできます。音声を使うなら、まず聞いてから一度声に出し、必要なときに英文を表示して確かめてください。

SpeakGainの実際のListening画面。英語の案内、音声再生とReveal answerのボタンが表示され、保存した英文は隠れている
実機のListening画面(英語表示)。Native audioという表示は、この例ではAI生成の参考音声を指し、人間の録音ではありません。
上の自作例文をVikingの声で生成した参考音声。AI生成音声であり、人間のネイティブ話者の録音ではありません。

編集部が勧めない読み方と、戻し方

多読の前提は、自分にとって読みやすいことです。辞書を何度も使う状態なら易しい本に替える、というERFの助言があります。ERF公式ガイド、本文11ページ。したがって、辞書の回数が増えたときに、読書時間だけ増やすのは最初の解決策にしません。

編集部が勧めないのは、次の三つです。 一つ目は難しすぎる本を全語検索しながら多読として続けること。調べる作業が中心になり、内容を続けて追うという目的から離れるためです。難しい本が好きなら、短い範囲を精読する枠に移し、多読には別の易しい本を用意します。

二つ目は語数目標だけを追うことです。記録自体が悪いわけではありませんが、「数字は増えたのに何を読んだか覚えていない」なら、目的を確かめたいところです。三つ目は、有名な原書を読めないことを英語力全体の失敗と受け取ること。専門語や題材への親しさ、文章の調子も読み心地に関わるので、別の本を試す余地があります。

たとえば一日の語数を埋めるため、内容を追えないままページを送っていたら、翌日は記録を「理解できた出来事一つ」に替えます。本を開くのが嫌なら、時間を短くするだけでなくジャンルも替えます。試験の点数を上げたい場合は、試験形式や必要な語彙の学習も別に考え、多読一つに全てを任せないでください。

今日の練習: 困りごとを一つ選び、「難しさ」「題材」「量の決め方」のどれを変えるか書きます。同時に全部を変えず、まず一つ試して、次の読書で負担と興味を見直します。

英語の多読についてよくある質問

多読は本当に効果がありますか?

読解能力への効果を支持するメタ分析があります。ただし条件と評価方法は研究ごとに異なり、同じ冊数で全員が同じ結果になるとは言えません。Nakanishi, 2015。編集部なら、最初は読みやすさと内容理解を記録して、自分が続けられる条件を整えます。

辞書は一度も引いてはいけませんか?

絶対禁止という採点にする必要はありません。多読では、何度も調べないと筋を追えない本の難度を見直すことが先です。ERF公式ガイド。編集部なら、必要な確認は短く行い、頻繁に止まる状態が続いたら易しい本へ替えます。

どのレベルから始めればよいですか?

シリーズの低い段階を試し、辞書頼みにならず筋を追えるところから始めてください。出版社ごとに番号と語彙基準が違うので、試験級だけで一律には決まりません。表と本文の試し読みを組み合わせ、編集部なら「読み終えられそう」より「今すぐ続きを読める」を重視します。

何冊、何万語読めば話せますか?

この記事で確認した研究から、誰にでも当てはまる冊数・語数は示せません。読む力と、会話で自分の言葉を出す力を分けてください。編集部なら読後に自分で作った感想を一文言い、さらに質問されたときに理由を言えるかも別に練習します。

子ども向けの本でもよいですか?

自分が内容を楽しめて読みやすいなら候補になります。ただし子ども向けであることは、英語学習者向けに語彙が制限されていることとは違います。編集部なら、年齢表示だけでは決めず本文を読みます。題材が合わなければ、大人の関心にも合う段階別読み物を選びます。

全部声に出して読んだほうがよいですか?

多読のために全編の音読を必須にする必要はありません。ERFも読書と音声を使う活動を区別して説明しています。ERF公式ガイド、本文11〜12ページ。編集部なら内容を追う時間を保ち、音読や自作の感想を言う練習は読後に短く足します。

一度挫折した大人でも再開できますか?

以前の最高レベルに戻ることから始めず、今日の自分が楽に読める本で再開してください。これは編集部の提案です。たとえば最初は5分だけ試し、難度より先に「次も開きたいか」を確認します。中断した期間の語数を取り返す必要はありません。

編集部の最終判断:最初に直すのは量より本の難しさ

多読を始めるなら、私たちは低いレベルを試し、内容を追える本を選び、同じ段階で読む楽しみを確保する順を勧めます。すべて訳せるようになるまで一冊に留まることも、語数の数字だけを伸ばすことも、開始時の第一目標にはしません。

公式のレベル表は候補を絞る道具であり、自分の能力を格付けする表ではありません。易しい話で人物と出来事を追えたら、その読書には役割があります。話す練習へつなげる日は、本を閉じて短く要約し、気持ちを自分の一文にして声に出してください。まず今日試すのは、一冊を買いそろえることではなく、自分が読み進められる数ページです。

出典と確認日

以下はすべて2026年10月15日確認。研究の観測結果と、本記事の時間配分・レベル選択の提案は区別しています。