ハリーポッターで英語を学ぶ|原書と映画で一場面を使い切る方法
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ハリーポッターで英語を学ぶなら、まず『賢者の石』の知っている一場面を映画で確認し、原書の同じ場面を読み、使いたい一文を声に出して次回に復習します。 最初から全巻読破や字幕なし視聴を目標にせず、「列車で隣の席に座ってよいか尋ねる」のように、人物と目的が分かる会話から試してください。原書が自分に合うかは、好きな場面を少し読んで「誰が何をしたか」を説明できるかで判断します。
この記事では、映画第1作の列車の場面と原書第1巻の第6章で手順を試し、杖選び・組分け・フラッフィーの場面にも広げます。すでに日本語で物語を知っている人も、以前は冒頭で読むのをやめた人も、まずはロンとハリーが列車で知り合う場面を選んでください。読んだページ数より、次に自分でも言いたい英語を残すところまでを一回の区切りにします。
原書は読める?『賢者の石』の一場面で試す
まだ一冊も英語の小説を読んだことがなければ、購入前の試し読みで会話と地の文をそれぞれ確認します。会話では「誰が誰に話しているか」、地の文では「誰が何をしているか」を日本語で短く言ってみてください。単語をいくつ知っているかだけでは、読み続けられるかを判断しにくいためです。試し読みが冒頭だけなら、ダーズリー家の誰について説明している段落かを追ってみましょう。
本を持っている人は、第6章の列車内でハリーとロンが話すところを開きます。まず一つのやり取りを読み、「ロンが同じ客室に入り、二人が話し始める」と筋をつかみます。その後、会話の前後にある人物の動作や持ち物の説明を読み足してください。最初の一回は章全体を訳さず、読めた範囲を自分で説明できればそこで区切れます。
| 読んだときの状態 | 次にすること |
|---|---|
| 知らない語はあるが、人物と出来事は分かる | その場面を読み進め、最後に気になる一文へ戻る |
| 会話は分かるが、地の文で主語を見失う | 人名と動作を探し、「誰が/どうした」を先にメモする |
| 文ごとに止まり、出来事も分からなくなる | 日本語版か映画で場面を確認し、会話の部分だけ読み直す |
| 場面を知っていても英語を追うのがつらい | いったん短い別の本で読む練習をし、好きな場面へ戻る |
児童向けという紹介を、自分が辞書なしで読める保証にしないでください。たとえばScholasticの第1巻の商品ページには対象年齢や読書レベルの表示がありますが、日本人学習者の英検・TOEICの開始基準は示されていません。点数で迷うより、上の表で実際の読み方を決めます。別の本から始める場合は、最初の洋書の選び方で試し読みの手順を確認できます。
どの巻・どの版を選ぶ?手元で読み返せる第1巻から
巻は『賢者の石』、練習する場所は好きな場面
シリーズを初めて読むなら、第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』から順に進めます。Bloomsburyのシリーズ案内でも、この巻が読む順序の最初です。英語の練習では、その日に扱う場面を別に決めて構いません。物語を日本語で知っているなら、冒頭から読み直す日と、第6章の列車内の会話を練習する日を分けられます。
すでに好きな巻を持っている人は、買い直す前に、その巻で人物関係を説明できる場面を探してください。たとえば好きな人物の長い演説より、友人に頼み事をする会話のほうが、最初に何を言う練習かを決めやすくなります。話の先を知りたくない人は、読み終えた範囲だけ映画で確かめる順序に替えます。
英国版・米国版はタイトルとISBNを確認する
『賢者の石』の英語版を探すと、タイトルに Philosopher’s Stone と Sorcerer’s Stone が出てきます。以下は出版社で確認できる二つのペーパーバックです。書店で探す際はタイトルだけでなく、出版社とISBNを照合してください。
| 確認する項目 | 英国Bloomsburyの版 | 米国Scholasticの版 |
|---|---|---|
| タイトル | Harry Potter and the Philosopher’s Stone | Harry Potter and the Sorcerer’s Stone |
| ISBN | 9781408855652 | 9781338299144 |
| ページ数 | 352ページ | 336ページ |
| 書誌情報 | Bloomsbury公式 | Scholastic公式 |
ページ番号が違う版同士で「何ページを読んだか」だけを記録すると、後で同じ箇所を探し直すことになります。「第1巻・第6章・ロンが客室に入る場面」のように、章と出来事も残しましょう。映画と同じ題名だから本文もせりふも同じ、とは考えず、読書用の本と視聴用の映画をそれぞれ開いて確認します。
英米の語彙で迷ったら、まず辞書の地域表示を見ます。列車の菓子販売で出てくる trolley は、物を運ぶ台車や飲食物を載せるワゴンの意味で英国用法があり、米国の対応語として cart が示されています。Cambridge Dictionaryのtrolleyで意味と発音を確認できます。この違いは英語の用法の説明であり、表の二つの版で当該語が必ず置き換わるという意味ではありません。自分の本にある語を先に調べてください。
紙か電子かは、同じ段落へ戻れるほうを選ぶ
紙の本なら、練習する場面のページに付箋を貼り、ノートに章名を書きます。電子書籍なら、その場面にブックマークを付け、文字を読みやすい大きさにして一段落を表示します。どちらを選んでも、次回に「どこだったか」を探さずに済む状態を作ることが、この練習の準備です。
購入する画面では、言語が英語か、J.K. Rowlingの小説本文かを確認します。「英語で読める本」という日本語の商品名には、原書を読むための解説書もあります。たとえばコスモピアの書籍は語句や背景を解説するガイドです。原書そのものを買いたいのか、手元の原書に解説を足したいのかを決めてから選んでください。
映画で先に場面を知る:列車内の約15秒を使う
練習の入口は、公式Harry Potterチャンネルの「The Hogwarts Express」です。動画は複数作品の列車の場面を集めた約28分の編集ですが、最初は0:46〜1:01付近の、ロンが客室に入って二人が名乗るところだけを使います。最後まで見る必要はありません。後半には後の作品の場面も含まれるので、ここで止めれば第1作の会話に集中できます。
- 動画を読み込み、0:46付近へ移動します。初回は字幕を読むより、誰が部屋に入り、誰が応じているかを確かめます。
- 設定の字幕で英語の英国版トラックを選び、同じ範囲をもう一度見ます。2026年9月26日の確認では、手動の
en-GBと自動生成の英語字幕がありました。 - ロンが席について許可を求め、ハリーが受け入れるやり取りで止めます。「知らない相手に、ここに座ってよいか聞く」と日本語で場面を言ってみます。
- 今度は文字から目を離し、質問と返事の間を聞きます。一度で聞こえなければ、二人の応答がつながる範囲を戻して再生します。
映画をまだ見ていない人は、この場面の前提を「二人はホグワーツへ向かう列車で知り合う」と押さえれば始められます。人物関係が分からないまま字幕を追う場合は、日本語で前提を確認してから英語へ戻ってください。映画全体の字幕の切り替え方は映画で英語を勉強する手順で詳しく扱っています。
字幕が出ないときはYouTubeの動画ページを開き、字幕メニューを確認します。自動生成しか選べない場合は、聞こえた音と表示を照らし合わせ、確かめられない単語をそのまま覚えるのは避けます。たとえば人名を聞き取れなければ、その名前の暗記で止まらず、先に質問と返事の意味を確認してください。

原書第6章で同じ場面を読む:映像との違いをメモする
開くのは第1巻第6章、The Journey from Platform Nine and Three-Quarters です。公式の第6章ガイドでも、ホグワーツ特急と車内の出来事を扱っています。本の目次から章へ進み、ロンがハリーのいる客室に入るところを探しましょう。ページ数ではなく、人物と動作を手がかりにします。
読む順序は「会話→その前後の描写→もう一度会話」です。最初に発言者を押さえ、次にどんな動作や気持ちが説明されているかを読みます。長い文で止まったら、その文を丸ごと日本語にする前に、動作をしている人の名前を探してください。たとえばロンの発言の次にハリーの反応が続いたら、ノートに二人の名前を左右に書くだけでも、会話の順番を整理できます。
映画と原書を比べるときは、字幕と本文を一語ずつ一致させる作業から始めません。ノートを次の三行に分け、その日に気づいたことを入れます。違いが見つからなければ、「まだ分からない」と書いて次の段落へ進んで構いません。
| メモの欄 | 今回、確かめること |
|---|---|
| 共通する出来事 | ロンが客室に入り、ハリーと話し始める流れを追えたか |
| 映画で分かること | 質問するときの間、目線、返事の声はどうだったか |
| 原書で読み足すこと | 会話の前後に、人物の様子や考えを説明する文があるか |
ここで「映画で聞いた短文が本に見つからない」と止まったら、その文を探すのをいったんやめ、同じ目的の会話を探します。映画の一文を練習した日は出典を「映画第1作・公式動画0:48付近」、原書から選んだ日は「第1巻・第6章」と記録してください。字幕を原書の本文として写さず、どちらで出会った表現かを残すと読み返せます。
魔法の言葉と、自分で使う英語を分ける
列車の場面には、お菓子や魔法に関わる名前も登場します。知らない語をすべて同じ単語帳へ入れる前に、「作品を読むために必要な名前」か「自分が言ってみたい表現」かを決めましょう。ホグワーツという学校名は人物関係のメモへ、席に座る許可の尋ね方は発話の練習へ、と置き場所を分けます。
たとえば trolley が分からず売り手の動作を想像できないなら、その場で意味を調べます。一方、お菓子の名前が分からなくても「菓子を買っている」と分かれば、まず会話の続きを読めます。辞書を引くか毎回迷う場合は、洋書のわからない単語の扱い方の基準を使ってください。
原書に印を付けるなら、今回の目的に関係する箇所だけにします。「席を尋ねるやり取り」に印を付けた後、別のページで気になる描写があっても、今日は読むだけにして先へ進めます。書き込み方そのものを整えたい人は、洋書の書き込みとノートの手順で、印から声に出す一文へ絞る方法を確認できます。
残す一文を選び、自分の場面で声に出す
今回の映画では、ロンが0:48付近で Do you mind?、ハリーが0:51付近で Not at all. と応じます。ここでは座ろうとする動作があるため、「ここに座ってもいい?」という意図が伝わっています。mind はこの文脈では「嫌だと思う・気にする」という意味なので、返事は「まったく構わないよ」です。単語の意味を合わせるだけでなく、何への許可なのかを場面で確かめてください。出典:公式クリップの0:46以降
映画の短文を聞いた後は、自分が使う場所を決めて文を補います。カフェで空いている椅子に座りたいなら、Do you mind if I sit here?(ここに座っても構いませんか)と練習できます。これはこの記事で作った練習用の文で、原書や映画からの引用ではありません。相手の前で実際に座る動作をしていなくても、何を尋ねているか言葉で伝えられます。
- 「カフェで隣の椅子に座ってよいか聞く」と、日本語で自分の状況を書きます。
- 英文を見ながら一度声に出します。最後の
hereまで言って、相手の返事を待つつもりで止めます。 - 英文を隠し、日本語の状況だけを見てもう一度言います。出なかった箇所だけ見直し、文全体を言い直します。
- 場所を教室に変えても同じ質問を使えるか考えます。頼む動作を変えたいなら、窓を開ける場面で
Do you mind if I open the window?を試します。
質問への返事も一緒に練習します。許可する側なら Not at all. に続けて Go ahead. と言えます。席が空いていない場合は、否定語だけで終わらせず、Sorry, this seat is taken. と事情を説明できます。映画の一往復から、質問する側と答える側の両方を自分の生活で考えてみてください。
名言を残したい場合も、先に用途を決めます。好きな人物の言葉を味わうなら、誰が誰に何を伝えた場面かを書き、原書なら巻・章、映画なら作品と時刻を添えます。会話で使いたいなら、「今週、自分が誰に言うか」を考え、席を尋ねる例のように自分の状況へ直してください。作品を楽しむ引用と会話の練習は、ノートの見出しを分けて残せます。
場面別:拾う一文をもう三つ
列車の会話を試したら、次は自分が好きな場面を一つ選びます。以下の時刻は映画本編ではなく、各公式クリップ内の位置です。引用は映画の短い台詞、日常向けの英文はこの記事で作った練習例です。
杖選び:自分に合うものを見つける
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のオリバンダーは、3:02から The wand chooses the wizard, Mr Potter. と告げます。「杖が魔法使いを選ぶ」という、買い手の好みだけでは決まらない魔法界の関係を説明する言葉です。原書では第1巻第5章 Diagon Alley の杖店の場面に戻れます。公式の第5章ガイドでもオリバンダーの杖選びを扱っています。
日常では、試着して自分に合うと感じたときに This one feels right for me.(これは自分にしっくりくる) と言ってみてください。杖の不思議な性質をそのまま会話へ持ち込まず、服や道具を実際に試した感想にできます。

組分け帽子:自分の希望を伝える
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の2:31から、ハリーは Not Slytherin. と願います。「スリザリンだけは嫌だ」と、入りたくない寮を帽子に伝える場面です。原書の対応箇所は第1巻第7章 The Sorting Hat。公式の第7章ガイドで章名と組分けの題材を確認できます。
グループ分けなどで希望を伝えるなら、I'd prefer a different group.(別のグループを希望します) と声に出します。劇中の短い否定から、自分の希望を一文で説明する言い方へ変えてみましょう。

フラッフィー:何のためにそこにいるかを考える
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の3:31から、ハーマイオニーは It's guarding something. と言います。三つ頭の犬が床の扉の上にいたことから、「何かを守っている」と気づいた場面です。原書では第1巻第9章 The Midnight Duel に対応します。公式の第9章クイズにも、三つ頭の犬がいる部屋の扉についての問いがあります。
友人の荷物を預かっている状況なら、I'm looking after my friend's bag.(友人のかばんを見ているところです) と言ってみます。何かを守るという場面の意味を、日常の「預かって見ている」という自分の役割へ移せます。

SpeakGainに一文を登録し、次に読む前に復習する
私たちが開発するSpeakGainでは、自分で入力した英文をカードにして、キャラクターの音声を聞き、声に出し、後から復習できます。今回なら、練習用に作った Do you mind if I sit here? を入力します。先に紙で「席に座る許可を尋ねる」と場面を決めておき、登録後にカードの意味と文の構造を確認してください。
音声を聞いたら、まず自分でも一度言います。SpeakGainの音声はアプリ独自のキャラクターの声なので、映画の俳優の話し方を聞きたいときは公式動画へ戻ります。カードでは自分の一文、映画では人物のやり取り、と確かめたいものに合わせて使い分けてください。

次に本を開く前には、まず「隣の席に座ってよいか尋ねる」という状況から英語を言ってみます。その後に答え合わせ画面で英文と音声を確かめ、表示される選択肢から次の復習間隔を選びます。正確に言えなかった場合は、抜けた箇所を確認して文全体をもう一度声に出してください。

本を読み進める日は、復習が終わったら第6章の続きへ進みます。登録することだけで終わらないように、ノートには「次は菓子販売の場面から」と読書の再開地点も書いておきましょう。アプリを使わない場合も、ノートの英文を隠して同じ順序を試せます。
途中で止まったときの戻り方
原書の地の文が難しく、同じ段落から進めない
まず、その段落が会話の続きなのか、人物や場所の説明なのかを確かめます。人名に目を置いて動作を拾い、それでも筋が分からなければ日本語版の同じ章で出来事を確認して英語へ戻ります。一文ごとの対応を探すより、「誰が部屋に入ったか」のような問いを持って読み直してください。和訳付き洋書の使い方では、日本語を確認した後に英語へ戻る手順を紹介しています。
字幕なら分かるのに、音だけでは聞き取れない
列車の場面のうち、質問から返事までに範囲を戻します。英語字幕を見て文字を確かめ、次に同じ音を聞き、最後に文字から目を離して再生してください。単語の意味が分からないのか、知っている単語の音がつながって聞こえないのかも分けます。理由を切り分けたい場合は、映画の英語が聞き取れないときの確認方法へ進めます。
毎日できず、最初からやり直してしまう
再開時は第1ページに戻らず、付箋やブックマークを開きます。「ロンが客室に来る」「席を尋ねる文を練習した」という二つのメモを読み、残した英文を一度言ってみてください。その後で、前回読んだ会話だけを読み直して続きを始めます。どこまで進んだか思い出す作業を、章名・場面・一文の記録で済ませます。
まとめ:今日は列車の一往復から始める
まず公式動画の0:46〜1:01付近を見て、ロンが何を尋ねたかを確かめます。次に『賢者の石』第6章で同じ場面を読み、自分が使う文として Do you mind if I sit here? を声に出します。最後に章名と再開地点を残し、次に読む前にその一文を思い出してください。原書を読むことと映画を楽しむことを、この一つの場面でつなげられます。
出典・確認に使った公式ページ
版を選び直すときは出版社のISBNを、練習箇所へ戻るときは公式動画の時刻と章名を確認してください。以下の書誌情報・字幕情報は2026年9月26日に確認しました。